1.BarBriを受講すべきか。
BarBriを受講すべきか。NYBarを受験するかどうかは考えたけれど、受験するにあたってBarbriを受講すべきかどうかを迷ったことは一度もない。85%程度の受験生が受講する独占的司法試験講座を受講しないという選択肢は僕の頭には存在しなかった。まあ、それでよかったのだと思う。
以前、BarBriは人によっては不必要と示唆する意見を書いたけれど、受講しないという選択肢はリスキーなのでお薦めはしない。僕の感想では、テキストを(過去の受講生などから)入手でき、BarBriを受講している友達からノートが入手でき、皆と同じペースで独学できる環境があれば、BarBriなしでも十分対応可能だと思う。でも、僕の意見はBarBriの講義の代替品を入手することを条件としていることからわかるように、BarBriの方法が悪いといっているわけじゃない。
実際、BarBriの講義やノートは一部不正確だったりするものの、短期間の講義としてはよくまとまっていると思うし、皆がそれ以上の知識を知らないだろうからそれ以上やってもしょうがないやと割り切れる目安として非常に有効である。僕の意見は、過去のノートが入手できるのだから、受講しなくても案外大丈夫だったのではないかということにすぎない。
不利益としては、6月末のMBE模試が受験できない、エッセイの添削が受験できない、独学でペースを維持するのが困難である、ということくらいだろうか。いずれも致命的な問題点にはならないので、意思が強く、投資する余力のない人はチャレンジする価値はあるかもしれない。
2. PMBRを受講すべきか
受講生の間で、MBE対策としてBarBriよりも評価の高いPMBR。私は3日間コースだけを受講した。結論を言うと、そんなにいいと思わなかった。BarExam本番一週間前に模試を開催して、延々と2日間かけて解説を聞く時間はもったいない。問題を解いてみて解答を読んで、解説講義には出席せず。しかも、問題集から全く同じ問題がいくつか模試に出題されており、なんだか模試としてもどうかねえという感じがしないでもない。僕は、問題集だけを中古で入手すれば十分という意見だ。
さて、問題集、BarBriよりも本試験に近いという触れ込みだったが、僕はそうは思わなかった。BarbriのIntermediateを解いていればほとんどの問題に対応可能と思う。PMBRの問題は選択肢の作り方などが紛らわしく、その意味で練習になるけれど、いかんせん解答が充実していないため、なぜその肢が正しいのか理解できないし、BarBriと違う解答もあり混乱することが多かった。
両方解いた方がいいだろうけど、迷ったときの解答のベースをどちらにするか(時々答えが違うので)となるとBarBriにした。なぜなら皆が受講しているし、解答が充実しているので少なくとも自分が納得して解答に至るプロセスを理解できるからだ。