ブルックリン・ブリッジ
マンハッタン島からブルックリン区へゆくには、いくつかの橋がある。そのうちの、最古かつ矍鑠としてなお現役であるのが、ブルックリン橋である。できあがったころは、「世界七不思議の八番目」といわれた。
d0042715_13463329.jpg
司馬遼太郎の街道をゆく39「ニューヨーク散歩」からの紹介である。建設計画の開始は1867年で、全長は1825メートルで、当時は汽車までもが橋の上を走っていたそうだ。1867年といえば、日本ではまだ幕末。工事を監督したのは、ジョン・ローブリングというワイヤーロープ屋さん。彼は測量中事故のために命を失い、息子のワシントンが技師長をひきついだ。

塔の基礎工事は、水中作業となり、潜函工法という「お椀の中の空気」工法で施工された。お椀の中の気圧の高さのせいで潜函病が多発し、ワシントンもこの病気にやられた。下半身が麻痺し、声帯もつぶれた。しかし、彼は工事を続け、夫人を助手にし、河岸の自宅の窓から望遠鏡でもって工事を監督したそうだ。

偉業をなしとげるためには色んな人が人生をささげている。昔国語の教科書で読んだ記憶がある。ふぐの美味に挑戦するために何人もの太郎兵衛さんが死んでいったのかという話だった。ふぐと橋とを比較するのはなんとなく気がひけるけど、ふぐの食べられる箇所を発見するのだって後世に残る立派な偉業。次からブルックリン橋をわたるときには、ジョン、ワシントン、工事で命を亡くした多くの人達に祈りをささげることにしよう。
[PR]
by neon98 | 2005-11-29 13:58 | 日常・海外生活
<< 証券取引所規則の正当性? 人生について考えさせられるこの2冊 >>

法律Blogよりも奥深いよしなしごとを目指して
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
検索
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
お気に入りBlog
最新のトラックバック
法律の英訳
from 明日は明日のホラを吹く-To..
今さらなんですが・・・
from はらほろとまひれ ~ 米国ロ..
英会話と留学
from 英語がしゃべれるようになる学習法
シンドラー社:労働組合と..
from 今出川通信
エリート法学部生は官僚よ..
from wrong, rogue a..
中央青山
from 1万人のための投資業
今頃危惧しても・・・制度..
from 法務の国のろじゃあ
PwCが日本で監査法人を..
from 法務の国のろじゃあ
[USA]こんだけ旅した..
from BBRの雑記帳
中央青山に一部業務停止命..
from 法務の国のろじゃあ
人気ジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧