男の生き様
男女同権であるべき論とは別に、男女は本質的に異なるものだということを言うとこの国では少し嫌な顔をされることがある。男には「男の作法」が女には「女の作法」があり、それが伝統的に正当なものとして社会に受け入れられてきたという事実を認識せずにいて、よい関係など築くことはできまい。男女の差異は後天的な影響が強いのではないかなどと昔考えていたのだが、娘が生まれてからそれが間違いであることに気がついた。男女の差異の多くは遺伝子による先天的なものなのだ(実証しようのない確信にすぎないので反論は勘弁願いたい。)。

そして、男の生き様なるものは、男性の憧れとしてその本能を直接的に刺激する極めて自己陶酔的な概念であり、女性の理解を求めない点で排他的な存在である。ここまでの話を違和感なく共感いただける方にお薦めの本はこちら。以前、ご登場願った友人が大絶賛していたので手にとってみた本である。

人間というもの(司馬遼太郎)
おもしろくてありがたい(池波正太郎)

d0042715_18523896.jpg歴史小説なるものは、歴史的事実の大枠をフレームワークとした大きなホラにすぎない。客観的事実なんてものの割合がどれだけあるのかは意味をなさない。作家が主人公を通じて語らせたい内容が書いてあると思ったらよいだけのことである。俵万智さんがある対談で言っていた。「どこまでが事実なんですか?という質問ほど作家をげんなりさせるものはない。全部真実か、全部嘘かと言われるとどちらかというと全部真実であるという答えの方が近い。」と。この2冊には彼らが語る「真実」がふんだんにこめられている。男の生き様なる理想形を未だに追い求めたい方には是非読んでいただきたい。女性の方には「男の子の遊び方」が理解できるようになる貴重な本かもしれないので、その意味ではお薦め。
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by neon98 | 2005-12-14 18:53 | 読書・映画等
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