菜の花の沖
先日の旅行中に読み始めた司馬遼太郎の『菜の花の沖』全六巻をようやく読み終えた。高田屋嘉兵衛という船頭・商人を通じてみた鎖国・士農工商という身分制度の論理、商品経済、ロシア交易の話である。毎度のことながら、登場人物に語らせる言葉が重い。
商人たる者は、欲に迷うな。とさえ、嘉兵衛は、自分の手育ての者たちに教えてきた。
これは一種の極端な表現であったが、利と欲はちがうのだ、ということを教えるための表現で、世間をひろく見渡すに、欲で商いをする者はたとえ成功しても小さくしか成功せず、かりに大きく成功してもすぐほろぶ、ともいった。
彼が重視したのは信用というものであり、高田屋の品は目方や品質の検査をされることなく、取引をされたのだという。すべての商売の基本たるものはそこにあるというものだろう。
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by neon98 | 2006-06-14 12:11 | 読書・映画等
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