2005年 06月 30日 ( 1 )

LAW JOURNAL
ロースクールのLaw Journalメンバーと話す機会を得た。一流ロースクールはほぼ独自のロージャーナルを持ち、いずれも学生により運営されている。一流ローファームのアソシエイトの多くは在学中にロージャーナルの編集に携わっており、就職に相当有利だそうである。教授になったり、LAW CLERKになる際にも重視される経歴である。

彼らは一年生終了時にメンバーに選抜されるために論文を書き、選抜試験をくぐりぬけ、応募論文を審査し、Citationなどをチェックして著者とともに論文をしあげる。ご存知のとおり、アメリカのCitationルールは日本と比較してはるかに複雑かつ厳格であり、引用ミスは学者のみならず、実務家にとっても恥とされるうえ、場合によっては盗作との非難を受けかねない。とはいえ、Citationのチェックは面白い作業でも何でもない。なぜ、彼はメンバーになったのだろうか。
「キャリアのためだよ。知ってると思うけど、ここは非常な学歴社会だ。ローレビューの編集長になり、Law Clerkに採用してもらえば、非常に優秀な層の人脈も築けるし、今後の弁護士としてのキャリアにとってこのうえない名誉になる。正直、毎晩遅くまでこんなことやってられないけど、見たこともない分野の論文をたくさん読む機会に恵まれるし、就職にも有利だ。十分やる価値はある。」
論文を応募する教授陣にとっても一流ロージャーナルに論文を発表することは必要不可欠の作業だから、Applicantも必死だ。でも、何も専門知識のないロースクール生がどうやって選ぶのかというと、やはり基本的には教授のネームバリューとトピックだそうだ。時々実績のない学者の論文をとりあげることもあるが、学生が評価することの難しさもあって、そのような機会はあまり多くはないとのこと。

自由競争社会といいながら、実はキャリアの多くはロースクール選択時に、1L終了時に、そしてロージャーナル応募時に決まっていってしまう。良くも悪くもすさまじい競争社会に彼は生きている。
[PR]
by neon98 | 2005-06-30 03:17 | Law School

法律Blogよりも奥深いよしなしごとを目指して
検索
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
お気に入りBlog
最新のトラックバック
法律の英訳
from 明日は明日のホラを吹く-To..
今さらなんですが・・・
from はらほろとまひれ ~ 米国ロ..
英会話と留学
from 英語がしゃべれるようになる学習法
シンドラー社:労働組合と..
from 今出川通信
エリート法学部生は官僚よ..
from wrong, rogue a..
中央青山
from 1万人のための投資業
今頃危惧しても・・・制度..
from 法務の国のろじゃあ
PwCが日本で監査法人を..
from 法務の国のろじゃあ
[USA]こんだけ旅した..
from BBRの雑記帳
中央青山に一部業務停止命..
from 法務の国のろじゃあ
人気ジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧