2005年 07月 07日 ( 2 )

いよいよ大詰めです
試験本番まで3週間を切り、いよいよ大詰め。ビデオ講義も最後の大きな科目WillとTrustに入る。Essayは相変わらず、書けない論点が多く、記憶の定着化に苦しむ。MBEは時間の足りなさにあせり、解けるはずの問題をとりこぼす。捨てるべきものを捨て、問題演習に時間を絞る段階に来たのだろう。もはやノートの整理は最小限にとどめ、演習の中で知識を整理していこうと思う。
当初からBarbriのモデルスケジュールを無視しつづけてきたのだけど、今後は更にその傾向を強くすることを決意する。

具体的には、以下の方針を立てた。

1.しばらく手が回らなかったMBE演習一日50問を再び解きはじめる。
2.エッセイはBarBriの課題を継続するほか、過去に解いたものを見直す。新規問題4問+過去問の見直し4問というところか。
3.一日最低一科目ノートを読み直す。

自分の立てた目標に対する達成度は今のところ60%というところか。6月の皆が勉強しない時期に自分だけ必死に勉強を継続するのはなかなか難しい。本試験ではMBEは最低7割は確保するつもりでいる。絶対に合格できるラインは7割以上だろうと考えている。模擬試験の成績からは達成は微妙なところだ。この一週間は苦手科目をつぶすことに力を注ぎたい。

ベストを尽くして不合格なら後悔しないかもしれないけど、まだそんな状態じゃない。まだまだ頑張れる。また気を引き締め直した一日だった。
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by neon98 | 2005-07-07 10:58 | NYBar・BarBri

UNOCALディールでの国益とは(続)ー追記有7月7日
The Big Tug of War Over Unocal (NY Times)

前のエントリに続けてみる。Chevronサイドとしては当然ワシントンへの働きかけでBidへの参加を阻止しようとするわけで、CNOOCサイドとしては
The Cnooc side says it offers the cool reason of the market, a higher bid, while portraying Chevron as fanning populist prejudice. "It's a lot easier to raise political uncertainty than to raise cash," said Mark Palmer, managing director of Public Strategies, who is the former head of public relations for Enron.
とでも言いたくなる。

Chevronのワシントンの働きかけは、①CNOOCは中国政府から低利の長期資金を借りており、Unfairだ、②CNOOCは中国政府のコントロールを受けており、米国の石油政策を危険にさらすおそれがあるとの2点を根拠としているようだ。

これに対するCNOOCからの反論の根拠を引用してみよう。
The Cnooc talking points are that 70 percent of Unocal's oil and gas reserves are in Asia, and mostly under long-term contract to Asian nations like Thailand and Indonesia; Unocal's American oil and gas production accounts for less than 1 percent of American consumption, and Cnooc has pledged that United States production will remain in the United States market; and Unocal jobs in America will not be cut, if Cnooc takes over.(中略)Many economists and oil experts question whether owning oil and gas in the ground really does increase a nation's energy security because there is a deep global market for buying it by the barrel or by the tanker. But that is a subject of lively debate, and the potential strategic significance of oil is why the Chinese bid for Unocal has stirred such interest.
低利資金がマーケットで調達されたものじゃない、ダンピング的なものだという点は、まあ一理あるとして、石油政策の点についてはどうだろう。

1.資本主義の下での原則論

石油を長期間安く安定供給することを国益としてとらえた場合、UNOCALがChevronに買われた方が良いとする根拠はどこから出てくるのだろう。Chevronが株式会社として利益最大化のために動くと仮定した場合、米国の石油資源は運輸コストを考えると米国に販売するのかもしれないが、アジアの石油資源は販売によって利益を確保できる国に販売するのではないか。タイで産出する資源を日本、中国が高く大量に購入するのなら、遠方の米国まで出かけて販売する理由がどこにあるのか。UNOCALがChevronに保有されていた場合、米国が石油を安定供給できますよ、という根拠は実は存在しないんじゃないのか。

2.とはいえ、ことは石油だし…

ここから先が実はよくわからない分野だけれども、ことは石油だけに国家の介入を招かずに商売できるようなものでもないのだろう。会社が石油を安定的に採掘できる権利を確保するには、実は政府のバックアップが必要不可欠なのだとすると話が違ってくる。米国の石油産業は実は米国のバックアップ(米国の中東介入の歴史を想像してみよう。)を背景に石油を採掘し、全世界に安定的に供給しているとすれば、米国政府の意思に反した石油の供給政策をとることは株式会社の長期的な利益に反するといえよう。そういう意味では、UnocalがCNOOCに買収されることは、米国政府の暗黙のプレッシャーが反映されなくなり、なんだか怖いねといえるかもしれない。

3.そもそもCNOOCの買収の意思表示は何が目的?

ここは実際僕にはよくわからない。中国への石油の安定供給?企業の利潤最大化?判断する材料があまりにも不足している。CNOOCが利益最大化のために行動するとすれば、現在のUNOCALと行動を大きく違えることはないのかもしれない。しかし、政府のコントロールに加え、政府が低利で長期資金を提供するなど、政府のバックアップがあることを考えると、誰の意思に基づいて行動しているのかがいまひとつわからない。国家政策としての企業買収なのだとすれば、ワシントンが介入する余地は相当あるのだろう。ワシントンの不信感を拭うだけの説明ができるのかというところか。

結論として、今回のCNOOCの提案は失敗に終わるんじゃないかと思う。株主としても政府筋の動きが読めないだけに、ChevronとのDealを否決する動きはとれないだろう。

仮に失敗に終わったとしても、この問題は一つの重大な問題を突きつけているように思う。企業の国籍と企業の利益が一致するかどうかという問題だ。資本のグローバル化の中で企業の国籍なるものが徐々に見えなくなってきている現在に、米国企業が米国政府の思惑通りに動くと考えるのは危険だ(日本企業だって徐々にそうなってくるだろう。)。長期的に、企業の利益に合致するからこそ、政府と行動を共にすることができるので、それがいつまで続くかどうかわからない。

効率化のために株式会社化しようという動きは基本的に今の日本には必要なのだろうけど、本当に国家政策として必要な分野なら政府に拒否権付優先株式でも持たせておかないといけないのではないか。

(追記)
意見が伝わりにくいと思われた箇所について一部追記・修正しました(7月7日)。石油の採掘権の仕組みを知らないので、分析に限界があります。米国とアジア諸国との直接の契約関係が存在するなどUNOCALではなく、米国自身が採掘権のコントロールを握っており、株主としてのコントロールがCNOOCに移転したとしても、実は米国は国益としての石油の安定供給を阻害されることはないんじゃないのだろうかというイメージを持っており、実は米国による反対は根拠がないんじゃないのということを検証しようと試みたのですが、知識不足のためとりあえず断念しました。採掘権は国家間の契約だと思っていたのですが新聞記事だと違うようです。安定供給ということにこだわるのであれば、買収の可能性のある株式上場をすることが妥当だったのか、国家そのものが採掘権をおさえ、運営そのもののみを入札方式などで石油会社に競争をさせる仕組みはとれないのかという素人考えを持っているのですが、どうなのでしょうか。
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by neon98 | 2005-07-07 03:23 | よしなしごと

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