2005年 09月 28日 ( 1 )

Bar Exam 追記
最近ろくなエントリをしていないこともあり、なるべく役に立つ内容をということで、BAR EXAMに関するご質問に回答してみます(Bar ExamだけのBlogではありませんので、筆者に時間があって、かつ、気分が向いたときだけしか、回答できないと思いますが、この点はあらかじめご了承ください。)。

当然ご理解いただいていると思いますが、まだ合格発表待ちの段階ですから私が不合格の可能性も十分あるという点は念頭においてください。「回答」というよりはあくまでも私がこうしたという経験談にすぎません。一応匿名での問い合わせなので、個人を特定できないように質問内容だけ引用しておきますね。
MBEの答えあわせのとき、解説はどのように利用すればいいんですか。一つ一つの質問の答えの解説がとても長すぎて、書き込むのに大変時間がかかります。やはり根気よく読んでノートに解説を書き込んだほうがいいんでしょうか?
少し丁寧目に私の経験談および個人的な意見を書いておきます。

1.どの問題集を使うべきか
MBEの問題集はBarbriのものとPMBRのものがあります。PMBRの方が本試験に近いという評価が多いのですが、私はそうは思いませんでした。PMBRの問題集は重箱の隅をつつくような問題が多く、しかもひっかけ問題を多く含んでいますので、Barbriの問題集よりもやや難しく、それを「本試験に近い」という表現をされる方もあれば、「素直じゃないし、細かい知識ばかり要求してくるので、余計混乱する」という私のような評価になることもあるように思います。私が解いたのはBarbriの問題集(但し、Advancedは解いていない)、PMBRの赤本の2冊であとは模試の復習をした程度です。

2.基本を把握する
講義に出席し、またはノートを読み終えた直後にすぐに問題集を解きます。時間はある程度気にした方がいいと思いますが、一番最初は知識を習得すると割り切って時間をかけて解いてもそれはそれでかまわないと思います。できれば簡単で解説の詳しいBarbriのIntermediate程度から解いた方がいいですが、未入手できたらPMBRの問題集を先に解いても全くかまいません。復習はほぼ時間無制限でやりました。回答を読み、ノートに書かれていないことがあれば解説をメモしておきました。私は一覧性を重視しますので、最終段階ではノートだけを見直せばほぼあらゆる情報が入っている状態にしておきたかったので、このような方法をとりました。時間をかけすぎては演習が進まないので日本語でさらっと書いておく程度です。間違えた問題の番号だけメモしておくという手もあると思います。後述のように既存の過去ノートに記載されていないものを余白にチョコチョコと書いていくだけのことです。それでも一回目は異様に時間がかかりますが、ここまでの作業は私にとって非常に役立ちました。BarbriのIntermediateに出題される問題はいずれも頻出論点ですし、ひねりもなく出題されてきますので、何を試験のときに最低限覚えておかないといけないのかをまず把握できましたし、基本論点を網羅したノートは復習の際になくてはならないものとなりました。

3.ノートを加工する
何度も触れましたが、ポイントは時間をかけずにまとめノートを作成するということに尽きると思います。MBE科目については既にBarbriのIntermediateを解いていますし、Essayも同時並行でどんどん解いていきますから、ノートを加工する前に何が頻出論点なのか把握しているはずです。過去のノート、Barbriで配布されるOutlineなどノートのベースになるものは色々とありますが、私は迷わず過去のミシガンノートと呼ばれるノートを利用しました。ノートはほぼ過去の講義を100%近く正確に反映しており、これを読んでいけばほとんどの問題は答えられます。法改正などの可能性は少なくともMBE科目については無視して大丈夫でしょう。問題演習と並行して、ノートを直前に見直しできる程度の分量に調整していきました。ノートを作成して満足しないようにこの作業にいかに時間をかけないかに注意すべきだと思います。所詮2ヶ月で準備する試験ですから完璧に解答を把握することは求められていません。皆がわかるところをきっちりおさえ、それ以外はきっちり手を抜くということも必要だというのが私の基本的なスタンスでした。

4.問題演習する(実際のタイムスケジュールとしては、3と同時並行作業になると思います。)
ここから先は本番と同様の演習です。私はPMBRの問題集をどんどん解いていき、ノートを何度も見直しました。解説を読んで腑に落ちない問題、BarbriとPMBRとで答えが違う問題もとりあえずBarbriの解説に従い、それ以上深く考えないという割り切りも大切かと思います。とにかく6割強正解することを目指し、基本問題は徹底的に解説を読んでノートに書き込み、重箱の隅をつつくような問題はほとんど無視しました。時間がない場合は間違えた問題だけ、解答を読むという方法もあると思います。問題演習をこなしているうちに、頻出論点には何度もあたりますから、運だけで正解したものがあればどこかで間違えると思います。以上のようなやりかたをすれば必然的に以下のような解き方になりました。すなわち、基本問題を詳しく解説したBarbri問題集の解説は詳しく読み、PMBRの問題集は答えあわせをして間違えた問題を中心に斜め読みすると演習方法です。Barbriの問題集は知識習得用に、PMBRは脚の切り方の練習に使うというイメージでしょうか。

5.最後の見直し
PMBRの模試を受けて難しすぎてやや自信喪失気味になったこともあり、最後はBarbri問題集にあるReleased Questionを解いていきました。私の感覚では(Releasedなので当然かもしれませんが)これが一番本試験に近い問題集だと思います。Essayの演習はNYルールの暗記ですからMBEにマイナスの効果を及ぼします。最後に基本的な頻出論点に限定し、難しすぎない問題演習をすることは、記憶の定着にとどまらず、自信をもって本試験に臨めるという効果があると思います。
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by neon98 | 2005-09-28 05:10 | NYBar・BarBri

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