2005年 11月 03日 ( 1 )

これはすごい論文だ(その2)-Bunさんよいしょ編
時々Blogにコメントを下さるBunさんが大体どのようなエントリに反応してくださるか概ねわかってきました(^^)。BunさんのBlogやBunさんが他の方のBlogに残されたコメントをみると、どこで拾ってきたのか全く想像もつかない超一流のギャグ映像やら、ケインズ経済学に関するコメントやら、普段何をされている方なのか全く想像もつきませんが、色んな雑学にアンテナを広げられている方のレーダーにひっかかるというのはなかなか光栄なものです。とよいしょをしたところで、一銭にもならないことは承知しておりますので、ぼちぼち前々回紹介した論文の本論に入っていこうと思います。

その前に、なぜこの手の論文に価値を見出すべきなのかというところから少しだけ個人的見解を書いてみようと思います。まず、読もうと思った動機は当然ながら興味本位なのです(^^)が、実際に読んでみた後、私の感想は「Blogネタとしておもろいやん」から「学問的にもおもしろいじゃないですか。」に変わりました。というのは、ある種の法規制がなされたときに社会経済が現実にどのように作用を受けるのかという実証研究というのは、まだまだ日本の法律学の中では研究が進んでいないからです。

当然ながら、立法者は、立法段階で立法目的と規制手段の選択ということは当然考えないといけないわけですが、その時点での最良の手段というのは「合理的推測」に基づかざるを得ないわけで、こういった実証的研究はこのような「合理的推測」を歴史的に検証し、後の「合理的推測」を高めていく作用を持ちます。もちろん、社会科学の分野において、規制と効果との間の因果関係の厳密な立証は不可能なため、実証的研究自体に推論が入らざるを得ないとか、統計・調査方法に限界があるということ自体は自覚して読んでいく必要はありますが、この手の実証的研究というのは蓄積されていくこと自体に意味があるように思うのです。私は、法と経済学という分野については耳学問でかじった程度の素人にすぎませんが、法が何のために存在するのかということを考えると、日本には日本なりの法と経済学の発展の仕方があるのではないかと思うわけです。

さて、前置きはこれくらいにして、実際に論文を紹介していくことにします。まず、規制の歴史をみていきますが、ケーススタディとして面白いと思うのはラブホテル業界が「定義が難しい業種」であるという特色を有するからです。通常のホテルとラブホテルをどのように区別していくのでしょうか。その実際的な困難さを考えると、規制手段に限界があることに気がつくでしょう。以下、著者の主張は引用スタイル(但し、本来の引用のように逐語的な翻訳ではありません。)にして、論文の骨子をご紹介していくことにします。

(ご注意)この論文は日本における社会道徳と法規制との関係等をラブホテルを題材に論じるものです。著者自身も真面目に研究され、私も真面目にご紹介するに値するものだと思います。可能な限り不適切な表現は避けたつもりですが、文脈を失わないために説明を欠かせない場所については「不適切な」表現により気分を害される方がいらっしゃるかもしれません。気にされない方のみお読みください。

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by neon98 | 2005-11-03 02:08 | LEGAL(General)

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