2005年 12月 28日 ( 2 )

NEWYORK住宅事情
留学生の財布を一番悩ませるのがNew Yorkで年々上昇しつつある家賃相場である。活気のある不動産市場を反映してか、ここ数年賃料は上昇傾向にあるそうだ。幾ら日本でそれなりの収入を得てきた方々が多いとはいえ、New Yorkの賃料相場は嫌に高い。

Manhattanの中でも相当地域や物件により賃料が異なるけれど、ミッドタウンでStudioを借りている友人は1,800ドル、1ベッドルームでも2,500-3,000ドル程度支払っているのが普通だと思う。これが支払えない人はManhattanを離れるとか、一人暮らしの方だとルームシェアで対応することになる。

不動産市場がバブル水域に達しているという言い方をされる人もいれば、不動産バブルとはいえないという意見もある。バブルというのをファンダメンタルからの乖離と定義した場合に、相場がどれだけファンダメンタルから乖離しているのかを図る指標としてCo-opとCondoの価格を比較するのだそうだ。前者は購入者自らが住むほかない賃貸禁止の物件であり、後者はそのような制約がないらしい。この2つの物件価格に大きな差異が見られない場合に、実需に基づく価格が投資目的で釣り上げられていないと一応言えるようで、これを指標にするとNYの場合はまだバブルには達していないそうだ。

賃料相場からしてNEWYORKの住環境が悪いかというと、果たしてどうだろうか。NYの良いところは1時間弱ほど離れれば、自然の豊富な、美しい住環境が入手可能であるということ。賃貸物件であっても1000Sq.Feetの2ベッドルームが賃料1,500ドル程度~で借りられる。所有した場合の経済効果を考えるともう少し住宅コストは下がるだろう。そう思いながら、1000SQ.Feetの広さを㎡で換算してみるとなんと230.492.9㎡。箱みたいなワンルームマンションがないだけで、広さ単位での住宅コストは断然NYの方が日本よりも安い。こちらに来る前に借りていたマンションが60㎡。なんだか日本に帰国する気が失せてしまった^^。(手元の単位換算表が間違ってたみたいで、日本で探せばないことはない程度の物件の広さではありますね。)
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by neon98 | 2005-12-28 12:54 | 日常・海外生活

あるおばあちゃんのお話
大学時代、アルバイトで購入した中古のSuzuki Bandit400に乗って日本全国ツーリングの旅に出かけていた。東北地方を除き、ほぼ全国まわりつくせただろうと思う。d0042715_7483890.jpg
長野県のある地方を一人でツーリングしていた時、ふとした疲れから休む必要を感じ、ふとした空き地で寝袋を枕に休憩していた。農家の軒先だったのでそこにテントを張るのもはばかられ、かといってテントを張る場所を探すのにも疲れていたので、とりあえず休息をとろうとしてうつらうつらしていたのだ。
あんた、そんなとこで寝とらんと、うちに来なさいな。
あるおばあちゃんが私に声をかけ、私の恐縮の声はまるっきり無視し、「食事が準備してあるから」とさっさと家の中に入られてしまった。その時点で、断る術もなく、バイクを押しておばあちゃんの家にあがりこむことになった。考えてみれば、一人暮らしのおばあちゃんの家に帰宅前の食事が準備してあるはずがないのだが、そのときはあまり不思議に思うこともなく、おばあちゃんのペースにのせられて素直にお邪魔することにした。

食事をご馳走になりながらおばあさんの身の上話を伺ったところ、数年前にご主人を亡くされ、お子さん達は皆都会に出られているため、一人暮らしで近くの畑をほそぼそと耕しているということだった。おばあさんの作った野菜やら、近所さんからもらった刺身やら、お客さん用においてあった日本酒やら、遠慮なくご馳走になり、その晩泊めていただいた。空きっ腹に随分なご馳走とありがたいお話も色々と聞かせてもらった。

おばあさんは、あまり説教じみた話はされない方で、遊びほうけている大学生相手に小言じみたことは言われなかったけれど、
遊びでも勉強でも今しかできんことがあるんじゃけえ、何でも死ぬ気でやりなさいよ。死んだおじいさんも私も子供らや孫らにはいつも同じことを言うてたの。
と一言おっしゃった。時間が無限にある間は時間の貴重さに気がつかないのだろう。当時無為に失った時間の貴重さは、無為に失ったかどうかも含め、後にならないとわからない。

当時20歳前後だったか、十分大人であるはずの私は、彼女から受けた恩義やら、大切な言葉の意味を十分に理解しなかったのだろう。失礼する際に丁寧にお礼を述べ、自宅から彼女に手紙を書いたまではよかった。おばあちゃんは丁寧にお返事の手紙をくれたのに対し、なんら挨拶をすることもないまま、住所を記載した紙をどこかになくしてしまい、年賀状を出すこともしないままもう10年以上になる。一宿一飯の恩義に対して、私が何をしたか、年賀状の季節が来るたびに思い出してしまう。不義理をしたものだと猛省することしかできないのだが。
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by neon98 | 2005-12-28 08:23 | よしなしごと

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