カテゴリ:日常・海外生活( 58 )

災害でみえるアメリカの事情
ニューオーリンズの災害について47thさんのエントリを拝見しました。引越直後でネットはまだダイヤルアップ(このまま行くかもしれない)だし、新聞は読んでないし、ケーブルTVは貧乏なのでみあわせているし、情報過疎なので、このうえに特にコメントをすることはないのですが、9/11の時は迅速な対応にみえた救助対策も今回はうまくいっていないようです(ビルの崩壊とは性質が違いますから、救助といってもすぐには無理ということなのでしょうけど。)。

関西で阪神大震災を経験した者として、当時のM山首相の対応ぶりにははなはだ腹がたち、日本の危機管理はなっとらんと怒ったものですが、今回のブッシュ政権の対応もいかがなものかと思わされます。途方もなく広いアメリカの国土ですから、災害予防には莫大な予算がかかるわけで、発生するかわからないもののためにどれだけ費用をかけられるのかという割り切り方も一つの考え方として正しいとは思いますが、危険性がかなり以前から指摘されていたとすれば、予算の使い方の間違いといわれてもしょうがないです。

人命と比較すれば、小さなことではありますが、災害による石油精製設備のストップにより、ガソリン代がまた上昇。一年前の1.5倍を超えました。
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by neon98 | 2005-09-04 05:07 | 日常・海外生活

US Moving Sale 事情
どんな小さなことでもビジネスにしようとするアメリカならではかもしれないが、かなり細かいものまで中古市場で売買されている。地域の新聞、スーパーの掲示板、Webサイトをチェックしていると時々かなりの値段で中古品をGETできることがある。

留学先からNYへの移動の際も家具をMoving Saleで売り払い、日用品のみ車で運んできた。NYでもソファを破格でGETして、さらに子供のおもちゃや細かい電気製品を調達中である。日本人同士での家具の売買も盛んで、皆さん丁寧に使っておられるうえ、中古品に対する感覚の違いか、値段設定がすごく安い。アメリカ人のMoving Saleにも何度か足を運んだけど、あちこち傷が多いうえ、値段もあまり安くなかったので、特に何も購入しなかった。

車にしても個人売買が盛んだ。走行距離10万マイル(16万キロ)なんて車は別にざらで驚くに値しない。街中にはもっとぼろぼろの車が走っている。

ごみ捨て場に大型家具がポンと捨ててあれば誰かが拾って修理して使う。物を大切にしないというところは多分にあるアメリカで、これはなんとなく意外な感じがした。
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by neon98 | 2005-09-03 13:33 | 日常・海外生活

ことば
忙しくてもヒアリングの練習を続けている。僕の英語がひどいものだと自覚するようになったのはTOEFLを受験するときから。ある時期から全くヒアリングの点数が伸びなかった。たまたまはねあがった一回の点数のおかげで僕は今ここにいる(出願前の最後の一回だった。神様、ありがとう。)。

こちらに来て劣等感を感じなくなったのは、下手な発音の英語を皆がそれぞれ駆使して話していることに感動を覚えたから。ボキャブラリさえあれば、どんどん話せば下手な英語でもコミュニケーションがとれる。文章を完全に組み立ててから話そうとする癖はなくなった。文法は日本にいるときよりもわからなくなった。でも、それでいいのかもしれない。

まずはFormalなものからと、CNNニュースや政治家の演説(これが意外と面白い。)からはじめてきた。先日DVDでノッティングヒルの恋人を見る。一年前に聞こえなかった映画の英語も少しずつ聞こえるようになってきた。フォーマルではない言葉(スラングともいいますね^^)のボキャブラリも少しずつだけど増えてきた。

当たり前だけど、映画のボキャブラリは、CaseBookのボキャブラリとは全然違う(一緒だったら誰も見ませんね^^)。授業聞いている方がよほどわかりやすい。今でもNativeじゃない人の英語はききとりづらい。発音がずれても会話が通じるようになるまではもう少し時間がかかるのだろう。年齢を重ねるにつれ、言葉の進歩は牛歩の歩みになったけど、継続が大切と言い聞かせている。

アメリカでいいなと思うことは、政治家が人に語りかける言葉を知っていること。誰かの作った文章を読み上げているだけでは何も伝わらないということにいつになったら気づくのだろうか。
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by neon98 | 2005-07-10 03:03 | 日常・海外生活

Americaを見て思うこと
日本を離れてアメリカから日本を見ていると、あらゆる面において日本はアメリカを追いかけようとしているように見える。でも本当にそれでいいのか。

一部の成功者が巨額の富を握り、街にはホームレスがあふれ、餓死者がでる。医療費の高騰は家計を圧迫し、社会問題化するも、医療保険制度はクリントン政権が何度も改正に手をつけようとして失敗に終わった。どこかの国の10年後の姿じゃないだろうか。

大企業のCEOが年間数100億円もの報酬を得る。ここまではいい。個人的には数100億円である必要はないと思うけど(そんなにとる余裕があるなら配当をまわせよ。商品の値段を下げろよ。)、夢があっていい。でも、努力をすれば、そして一定の運があれば運命が開けるのだという前提を、まったく信じられないシステムを作り上げたとしたら、American Dreamは自らが作り上げた不平等のもとに絶望した人々を抱え、頓挫していくことになるだろう。

Los Angeles Mayor Villaraigosa takes control at City Hall (CNN)LAの新市長の就任演説を数日前TVで聞いた(僕は時々TVで聞きやすい番組を探し、時事ネタを仕入れるとともに、ヒアリングの練習をしている。)。1872年以来のヒスパニック系の市長の登場は、移民の多いLAならではの現象なのかもしれない。彼の演説はすごく的を得ていて「僕のDreamに参加してくれ」という言葉を使いながら、American Dreamとはまた異なる夢を語りかけていた。以下は私が理解した限りの、私が書きたい部分の要点のみなので本当に正確に中身を知りたい人はどこかで視聴ファイルを探してもらいたい。
街角に警察官を増やそう。今必要なのはギャング、銃、ドラッグとの闘いだ。皆が安心して暮らせる街にしよう。でも、もっと大切なのはこれらの問題の根底にあるパブリック・スクールを変えることだ。アンジェリーナは僕の夢に参加してほしい。皆で夢を実現しよう。
成功したものが億万長者になれ、寄付というかたちで社会に貢献する。このことはいい。ただ、「日本企業はもっと寄付をすべきだ。」とアメリカ人からの批判に対しては、僕はこうこたえることにしている。
「僕たちは社会的にコストが高くても、寄付の必要ない、善意に頼る必要のない社会システムを作ろうとしている。」
自由競争原理を入れていく仕組みはいい。ボランティア活動が盛んになるのもいい。でも、頑張れば夢が実現できるんだと信じられる仕組みと、貧乏でも死ななくて住むんだという最低保障ラインが崩れたとき、犯罪・暴力・貧困という高い社会的コストとして僕たちの社会に戻ってくる。

日本でも公立学校の質の低下が叫ばれて久しい。医療と公共教育に対する社会的投資を怠ったときに日本の将来がどうなるのか、もう一度考えないといけないのではないか。こんなところでアメリカを見習っちゃいけないと思う。頑張ったら成功できるシステムを作るのはいい。でも、親の世代が不幸にも経済的に恵まれなかったから、成功できないシステムは作っちゃいけない。親が経済的に恵まれなかったから、生存を脅かされるシステムは作っちゃいけない。そんなことを思う、アメリカでの留学生活だった。
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by neon98 | 2005-07-08 23:00 | 日常・海外生活

何があっても決して許されないこと
僕たちはどんな世界を子供たちに残すのか。
親殺し、子供殺し、学友殺し、教師殺し…日本で暗いニュースが続く。
そして、無実の人達がテロで殺される・・・世界でも暗いニュース。

人間だもの、殺したいくらい人を憎むことだってあるかもしれない。
でも、憎みあって、報復しあって何を子供たちに残せるのか。
政治的な主張のために何を犠牲にすればすむのか。
どんな人にだって家族がいて、友人がいて、愛する人がいる。
憎しみは犠牲者の家族、友人、愛する人の憎しみをうみ、永遠にその循環をとめることをしらないのか。

Britain launches search for bombers (CNN.COM)
アルカイダの犯行声明らしきものがWEB上に出されたらしいが、誰が書き込みをしたのかは未確認であり、まだわからない。
A group, the "Secret Organization group of al Qaeda Organization in Europe," claimed responsibility in a Web site posting. The authenticity of the claim could not immediately be verified.
子供たちに何を残せるのか、わが子を見てふと考える。
この子に残せる何かのために、テロの継続と、テロに対する限度を超えた異常なまでの反動をおそれる。

亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
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by neon98 | 2005-07-08 03:22 | 日常・海外生活

祭りと教会と地域社会
d0042715_744731.jpgもうすぐ祭りのシーズン。日本に帰りたくなる。ジメジメした暑さの中で、嫁さんと一緒にうちわをパタパタさせながらうろうろするのが楽しみだった。

僕の親は転勤族だったし、あまり「濃い」地域に住んだことがなかったのでなかなか自分で参加していくお祭りは経験できず。「今日は祭りやから、帰らんと殺される」という友人を見るたびにうらやましさを覚えたものだ。付き合いの面倒くささもあるけど、地域で何かをまとめあげるのって気持ちがいいんだろうな。

米国社会でのコミュニティというのはどうなんだろう。ある教授の調査によれば、米国では教会を通じたコミュニティが欧州と比較して充実しているんだとか。米国で毎週教会のミサに行く人達の割合が70%、他方ドイツでは5%なのだそうで、彼の説では「この統計は米国での信仰心のあつさを示しているわけじゃなく、教会がコミュニティと結びついており、教会と離れがたいせいである。」とのこと。

神輿、浴衣、うちわ、出店、カキ氷とビールが今すぐ欲しいです。
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by neon98 | 2005-06-10 09:32 | 日常・海外生活

Korean
最近韓国人のJDとよく雑談をする。Barbriの講義を受けながら最近とみに記憶力が落ちてきたよなーなんていいながら、つい年齢の話に。
彼から「俺たちは徴兵制があるから、留学に来るのがこの年になっちゃうんだ。」「早く北朝鮮と合体して徴兵制がなくなればいいのに」との言葉がでてくる。人生の中でもっともつらい経験だったそうで、自分の息子には徴兵を経験させたくないらしい。

意識的に彼らとの間では戦争、軍隊等の話題に避けていた自分に改めて気づく。米国にいる限り、日本人に対して敵意をあらわにする韓国人にはあったことがない。彼らとは文化的な近さもあり、よく話をするし、お互いに敬意をもって接することができる(と少なくともこちらは思っている。)。でもこの手の話をするときは、自分の意見を慎重に言葉を選ばないとと、少し力が入る。

「米国みたいに職業軍人みたいにはしないのかな。」「日本だってそうしてる。」と僕がいう。
「日本の軍隊はさほど強くする必要がないけど、僕たちのは違うよ。でも、日本の軍隊が強くなることは望んでないけどね。」
「そうだろうね。僕もそう。」

ここで話題が変わる。これ以上、深く立ち入ることをお互いの感性が拒否したのかもしれない。卑屈になることなく、かといって相手を不必要に刺激することもなく、本音で語り合うことって難しい。
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by neon98 | 2005-06-08 20:22 | 日常・海外生活

日本に対する誇り
Trip 総括 - I'm Proud of Japanを拝見した。diwaseさんのBlogを読んで、いつも勉強させてもらっている(アンテナの広さがすごい。)し、純粋に楽しませてももらっている(料理の写真がすごい!食いたい!)。トラックバックするには恥ずかしい文章で恐縮だが、初めてトラックバックさせてもらう。

僕は遠い昔、アメリカに住んでいたことがあり、子供ながらに豊かな自然と、広大な土地、個性を重視した教育などなんかいいなあーと思いながら過ごしてきた。日本に帰国してから、何で同じ服を着て、同じかばんを持って学校に行くんだろう、どうして髪型までうるさく言われないといけないんだろう、などと真面目に悩んだ記憶がある。自分の中にある「欧米信仰」みたいなものがあることを自覚していたので、自分の目でアメリカをもう一度確認して、日本に対してもっと中立的に見られるようになりたいと考えてきた。

今回、一年という短い間ながら、日本を離れ、アメリカ人のみながら様々な国の人達とかかわりあう中で、ようやく日本を好きになれたような気がする。多くの人がほぼ平等に教育や治療を受けられる環境ってなかなかない。American Dreamも結構だけど、CEOに数十億円の報酬を払う以前にせめて餓死者がでないシステムを作ることだって大切だと思う。

一方で、僕たちは僕たちの国をもっと好きになるべき(国旗とか国家とか抽象的なレベルでの愛国心の強制じゃなくて、という趣旨)だし、自分たちの文化をもっと知らないといけないのだろう。日本人自身が文化輸入の中で忘れてきたものもたくさんある。資源を大切にする「もったいない」という言葉は段々失われつつあるけれども、もっと大切にされたっていい。

いざ自分の国の誇るべきところを話そうとして、困ることはないかと自問する。語学のハンデのせい?(それもあるけど)そうじゃない。僕はもっと僕の国のことを知らなければいけない。
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by neon98 | 2005-06-05 03:12 | 日常・海外生活

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