カテゴリ:2004年8月国立公園巡り( 6 )

Day 10-11 Rocky Mountain: 旅の終わりはいつもハプニング
いよいよ2004年8月の旅の記憶も終焉を迎える。国立公園巡りの最後はDenver方面へ向かい、Rocky Mountain National Parkである。Estes Parkという麓の村でホテルを押さえる。この時点で既に標高2,500メートルくらいである。観光客がわりと多く、わりとまともなレストランもある。それから早速頂上へ向けてドライブをする。午後からの雷雨もあがり、少しずつ晴れ間がみえてきた。
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この写真の時点でほぼ車でいける最高点。舗装道路では世界最高の標高3,714メートル地点近くである。デンバー市内からほとんど真っ直ぐ一気にあがってきたせいか、体が気圧についていっていない。頭痛と寒気、心臓がバクバクしている。標高の高いこんな地点を通るこの道、ガードレールも何もない。
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最高点近くでこのような写真をとり、すぐに退散。やはり3,000メートルを超える場合はもう少しゆっくりあがってこないといけないのかもしれない。ヒマラヤトレッキングでは全く平気だったので少しナメていたのかもしれない。歩いて登る場合とドライブで来る場合とでは全然違うことを実感。

d0042715_121327.jpgこの国立公園ではたくさんの鹿に出会った。リスもこんなに近くまでやってくる。熊さんには残念ながら(?)お会いすることができなかった。時間があれば高山植物園に立ち寄るのみいいかもしれない。我が家はそんな時間があれば食欲を充たしてしまう人員構成なのだが。旅のラストディナーはEstes Parkでメキシカンレストランへ。メキシカンをたいらげ、ぐっすり就寝。明日は帰宅予定日だ。

Day11の朝、僕はとても爽やかに目覚める。小鳥たちのさえずり。肌寒いけれど美しい朝。霧の中で輝く高山植物が美しい。僕は朝食を仕入れに車を動かし、マクドでモーニングセットを調達。部屋に戻り、家族を起こす。うーん、美しい朝だ。朝食をたいらげ、念のため、航空券を確認。デンバー空港でレンタカーを返却するのでやや早めに着かないといけない。フライトは何時だったかな・・・。


うん?タラリーン・・・(一瞬の緊張)

携帯電話で今日の日付を確認する。


タラリーン・・・(流れる汗)

飛行機は既に飛んでいる・・・(「お前は既に死んでいる」風にお願いします)

10日間の旅行を計画した僕は、9泊10日の旅行を10泊11日と思い込んでいたらしい。しかも悪いことに・・・


父と母が留学先を訪問することになっており、あと数時間で父母が留学先の空港についてしまう・・・タラリーン・・・(ヤバシ)

あせって飛び出し、高速道路を空港に向けて走りだしながら航空会社に電話する。オペレーターにつながらず、時間をロスする。こういうときは東京にかけた方が早いんだよなと思いながらも電話番号がわからない。携帯の電話番号は両親に伝えてある。空港までとりあえず行こうと決心する。

空港カウンターで交渉し、少しの追加料金で今日の便をゲットする。両親は既に空港に降り立っているようで伝言は頼めない。教えてある携帯電話には何もかかってこない(注:帰る日を間違えた間抜けな息子と、間違えた携帯番号をメモってきたお馬鹿な父の姿があった。)。着陸先の空港に電話してアナウンスをお願いするも連絡はない。

あせっても連絡手段はない。早く帰る手段もない。しょうがない。うまいランチでも食うか。僕たちはあせる気持ちを落ち着かせ、ゆったりとした気持ち(投げやりともいう)で中華料理を楽しむ。ごめんな。親父とお袋。できの悪い息子で悪いね。6時間ほど経過したのちにようやく留学先の空港へ到着。タクシーに飛び乗り、とりあえず自宅へ。ドアにはさまれたメモを発見。
空港に迎えに来ないのでタクシーでアパートまで来ました。○○INNに宿泊しています。連絡をください。父より。
偉いぞ。親父。さすがに住所は持参したか。親父。ごめんね。両親。早速ホテルへ行く。ようやく会えたぞ。両親。父は苦笑い。母は本気でキレテいた。
ごめんなさい。もうしません。

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by neon98 | 2004-08-18 11:44 | 2004年8月国立公園巡り

Day 8-9 Mount Rushmore and Devil Tower: UFO来襲
Day 8はBad Lands National Parkへ。走行距離600マイルで今日もくたびれる。子連れの旅行としてこれは限界に近い。この国立公園に来たのは予定外であり、少し欲張りすぎたと大いに反省する。
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Day 9の朝からBad landsを一時間ほど見た程度で退散。面白い風景ではあるが、国立公園を散々見てまわった後だけに新鮮味に欠ける。午後からはMount Rushmoreへ。映画でよく拝見していた光景だけれども目の前でみると違うものだ。左からジョージ・ワシントン、トーマス・ジェファーソン、セオドア・ルーズベルト、エイブラハム・リンカーン。14年間もかけて彫られたのだそうで、よくやるもんだと感心。
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夕暮れ近くなってようやくDevil Towerにたどりつく。高さ386Mの巨大な一枚岩。どうみても自然のものとは思えないこの形状なんだけど、自然のものなんだと。このデビルタワーは幾つもの民族との宗教的関係を有しているらしい。UFOの基地と言われたって信じそうなかたちだから宗教的意味くらい持たされても不思議じゃないだろう。スピルバーグの「未知との遭遇」はここが舞台となっている(らしい:みたことがないので^^)。
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ちなみにDevil Towerのふもとにいるプレーリードッグはとてもかわいい。アメリカ大陸の中ではメグ・ライアン(但し、イメチェンを図る前)に次ぐかわいさかもしれない。
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by neon98 | 2004-08-16 02:02 | 2004年8月国立公園巡り

Day 5-7 Yellow Stone: Let it be
これだけ雑文を継続してもアクセス数が落ちてこない。実は読者の皆さんは僕の旅行記が読みたいのではないか、と思ったかどうかはともかくとして、まあ最後まで書いてしまおう。旅行のときの思い出とか文章にする機会なんてないもんね。

随分走ったもので、Montana, Idaho, Wyomingの州境にあるYellow Stone国立公園にたどりつく。アメリカで徐々に距離感を失いつつある僕たちであった。モンタナといえばモンタナの風に抱かれてだなあとか、リバー・ランズ・スルー・イットの舞台もここだなあ、フライ・フィッシングやりたいなあなんて考えながら車を走らせる。

間欠泉と動物たちで有名なこのイエローストーンは実は1988年に大きな山火事にあっていて、今でもその跡を残している。自然の復興のために苗木を植えようという議論があったらしいのだが、自然の回復力に任せようという方針でそうしたことはされていない。特に日本の山だと植林がほとんどであり、木材としての価値と成長の早さなどの観点からスギばかりが植えられている地域が多いが、花粉症の脅威もさることながら、水害の危険性なども指摘されているようである。しかも一度スギ林として成長してしまうと手入れせずに元の自然林の状態に戻すのは相当困難なようであるから、自然に直すという東洋医学的処理が一番正しいのかもしれない。
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俺だったらここに温泉掘るだろうなあ、なんて嫁さんと一緒にくだらないことを話しつづける。温泉玉子に温泉饅頭を売り、「地獄のナイアガラ」とか下らないネーミングをつけて観光地化し、鹿を調理して食べさせる。主に西海岸からの客を集め、冬は雪景色の中での温泉生活を楽しんでもらうのだ。流行らないだろうね。きっと。やっぱりこのままがいいんだ。
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まあ、そんな感じでイエローストーン行ってきました。この写真2枚は以前載せたエントリから引っ張ってきちゃいました。ちなみにイエローストーンは結構広いので、最低2泊3日は覚悟してください。
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by neon98 | 2004-08-13 16:06 | 2004年8月国立公園巡り

Day 4 Bryce Canyon and Salt Lake City: トキメキ、失望とGo City!
d0042715_18465881.jpgDay 4は朝からBryce Canyonへ。ある意味でGrand Canyonよりも楽しみにしていた場所である。Grand Canyonとは石の種類や色合いが全く異なる。美しいのだが、僕はいささか延々と続く砂漠の風景に疲れてきつつあった。どこまで走ってもあまり代わり映えのしない風景だ。籠の中の車輪で走るしかないハムスターはきっとこんな気持ちなのだろうなあ。American Dreamへのトキメキ、一目惚れは長くは続かない。僕にはゴールドラッシュで西へ向かう気概はないようだ。街へ行こう。そう思った。街へいけば何かがあるに違いない。Salt Lake Cityへ向かう。

わが子は車の後ろで退屈に苦しんでいる。砂漠の中で暴走している両親は自らを無視しつづけている。泣き疲れて寝るしかないようだ。親は親で持参した子供用の音楽を聴くのに飽き果てている。一日8時間くらい同じCDをかけろと要求されつづけているのだから当然だ。わが子が発狂寸前に泣き始めた頃にようやく街が見えてきた。モルモン教徒の街、Salt Lake City。ホテルを探しつつ、街中をドライブしているとなんとなく街の様子がわかってくる。結論からいうと僕たちはこの街をとても気に入った。僕のお気に入りのChicagoのダウンタウンも美しいのだが、それとは違う次元で美しい。ちなみにNew Yorkの街はお世辞にも美しいとはいえない。一部綺麗な建物や綺麗な通りはあるし、夜景はきれいだが、街が綺麗というのとはちがう。

d0042715_18481284.jpg違う次元での美しさを創りあげているのは、寺院を中心に作られた街ゆえの生活感のなさかもしれない。寺院の周囲に大学らしきもの、宮殿、ホテルが集まり、路面電車と馬車が行き交う。人通りも多すぎず、歩道の広さも散歩に心地よい。車のマナーが不思議なほどよい。早速ホテルを探してチェックインし、すぐに寺院を見学しにいく。美しすぎる。敬虔な仏教徒ということにして説教は遠慮したが、礼拝時の演奏も見学させてもらう。相互作用がうまくはたらいている限りにおいて、宗教と街の美しさと人のマナーは関係しているのかもしれないなと思った。

d0042715_18485633.jpgホテルのコンシェルジュにおいしいItalianを紹介してもらう。300 SouthとWest Templeの交差点にあるChristopher’s Macaroni Grill。ビールはHeaven’s Aleというものを薦められた。とても美味しかったので名前をメモして帰ったが、その後どこでも発見することができないままでいる。New York以外で唯一まともなItalianを出す店だった。アルデンテのパスタが出てくるだけでもたいしたものだ。僕たちは国立公園巡りの後半戦に備えてじっくり英気を養うことができたのだった。

〔次は伝説のイエローストーン編〕
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by neon98 | 2004-08-12 18:52 | 2004年8月国立公園巡り

Day 2-3 Grand Canyon:「トキメキ」
Ritzっていいなあ、一つ一つの細かいところまでこだわった内装とサービスが日本人にはたまらない。VegasだからRitzも安いという理由で初日にRitzだけどこれから当然ホテルのランクは下がっていく。アメリカの良さはあちこちにMotelが林立していて、よほどの都市部でない限り予約なしで飛び込んでまず問題がないこと。本日の目的地はGrand Canyon。夏なので一応Holiday Innを予約しておいた。あとはひたすら走るのみ。ホテルの敷地内をぶらぶらしたりしたせいか、Startが遅れる。Grand Canyonに到着した頃には午後4時頃。

d0042715_1030993.jpg20数年ぶりのGrand Canyon訪問に僕はあまり期待していなかった。初めて訪問する妻子が感動すればいいだろうし、「一度は見ておけ。Grand Canyon。」(by neon98)と言われる場所をまさか外すわけにはいかないのでいったのだが、受けた感動は「想定外」だった。壮大な光景をいざ自分で車を走らせ、圧倒的な光景を見ていると諦めに似た感動をおぼえてくる。無限のパノラマが欲しいくらいだ。とてもうまく写真では表現できないこの光景。ちょっとは写真をのせておこう。d0042715_1031558.jpg
ヨーロッパの階級社会を追い出され、あるいは飛び出てきた人達の目の前にある広大な土地。アメリカ人の声の大きさと自己主張の強さがわかったような気がする。この広さじゃ、多少の声の大きさとパフォーマンスじゃ消えてしまう。テキーラ、ビール、ピストルをぶら下げてピックアップトラックに乗って、俺っち一番と思いながら大声で走り続けないと金塊を手にすることはできないのだ。一番になった奴には文句なしの栄誉が与えられる、アメリカ社会で全力疾走する彼らの真髄をみたような気がして、僕はAmerican Dreamにしばし「トキメキ」を感じていた。広大な土地にロマンを感じるようになるとピックアップトラックに乗りたい気持ちがよくわかる。こんな土地シビックでは走れない。もっとワイルドさが必要だ。
d0042715_10321352.jpgDay 3はGrand Canyonを出てZionへ。American Dreamには肉だろ、なんて意味不明なことを思いながらハンバーガーとメキシカンを食べる僕に妻子の視線は冷たかった。そう、子供の食うものがほとんどないのだ。今回の旅は炊飯器を持ち合わせていない。国立公園のド真ん中で娘が確実に食するであろう日本の食物を発見することはほぼ不可能である。マカロニチーズはまずすぎる。ミニハンバーガーはどこがミニやねんというデカさで一口しか食べなかった。訪れるところのいずれにもコメのメニューがない。もちろんうどんなど食えるはずもない。American Dreamに沿った食事を継続すると気分はいいが、子供がやせ細ってしまう。こういう時にはChineseの助けを借りようということで、コメも野菜も食べられるChineseバイキングへ。助かった。ありがとう、Chinese。Chineseならアメリカ全土どこでもある。このとき以来旅行のときにはChineseレストランを重宝するようになった。

これだけ広かったら「一所懸命」なんて言葉生まれないだろうなあ。10センチの土地の境界画定訴訟なんか必要ないよなあ。なんか日本人が「コマカイ」性格になるのはしょうがないよなあ。こんなドデカイ土地の中で育ったアメリカ人がトコトン細部にこだわったような製品作るの無理だよなあ。

都市部と地方とで政権の支持基盤が違うのがよくわかる。こんな地方で育っているとワイルドな匂いのしない大統領候補ケリーなんて支持するつもりにならないだろう。このあたりのドライブなどパリ・ダカールラリーに出場したようなものだ。諦めに似た感動を感じながらAmerican Dreamに少しの間だけトキメキを感じていた。

〔魅惑のSalt Lake City編へ続く〕
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by neon98 | 2004-08-10 10:28 | 2004年8月国立公園巡り

Day 1 Las Vegas: 「自分の殻」
今日の気分はやや文学的だ。Marvin GayeのWhat's going on?のバックに流れるセクシーな吐息のせいか、地下鉄の駅にある洒落た広告をみて久しぶりに口にしたジョニ黒のせいかはわからないが、とにかく何かが無性に書きたくなった。夜一人の空間で、意味がわからないが耳に心地のいい音楽と、ウイスキーグラスに注がれたScotchと氷の奏でるハーモニーを聞いていると、自分に陶酔した文章を書いてしまうのも致し方のないことだ。

2004年8月のある日、Las Vegasの空港に降り立つところから僕の記憶ははじまる。砂漠の中のオアシスに欲望とエンターテインメントの街が突然あらわれる。空港の中からいきなりスロットマシーンが並ぶ。子供を抱いてスロットマシーンを眺めていると警備員が飛んできて、未成年者禁止ゾーンだから子供をつれて入るなという。通路のど真ん中にカジノを設置しておいて近寄るなもないだろうとぶつぶつと日本語で文句を言いながらスロットマシーンから離れる。近寄ったからといって、2歳にもならないわが子に何ができるというのだ。ヨダレだらだら攻撃をスロットマシーンに仕掛け、税収のもととなる機械を破壊することをたくらんでいるとでも思うのだろうか。おっと、自己陶酔の気分がヨダレだらだら攻撃を想像することによって失われてきた。元に戻そう。

Las Vegasはスペイン語で「草原」を意味するらしい。砂漠の中でのオアシスとしてLAまでの中継点として発展してきたLas Vegasらしいネーミングだ。ギャンブルが一時禁止された時代でも地下賭博が盛んだったらしいこの街はギャンブルの合法化によって経済を成立させ、NJのアトランティックシティというライバルが登場した後はエンターテインメントにも力を入れている。ネバダ州の税収の43%がギャンブル税により稼ぎ出されているという。シカゴマフィアとの関係なんかも興味深い。

d0042715_740130.jpg空港でレンタカーを借り、西海岸的Free Wayでの暴走車両の間を抜け、Vegasの中心街に繰り出す。街中に巨大なスフィンクスやらピエロやら城やら林立するのはこの街くらいだ。派手さに定評のある日本のラブホテルが勝負を挑んでも到底かなうまい。ホテルでは儲からなくてもいいからホテルが安いと言われるLas Vegasは携帯電話の販売と通話料金みたいな経営形態になるのだろうか。ギャンブルやエンターテインメントとの抱き合わせにできる保証などどこにもないだろうに。

d0042715_7274291.jpg超ラブホテル的喧騒のVegas中心部を脱出し、少し離れた箇所にあるRitz Carltonへ。Casinoの中をぶらぶらしてから、ホテルの敷地内を散歩し、子供とアイスクリームを食べる。噴水の側でジャズの生演奏がはじまった。夕暮れにそまりつつある空を眺め、演奏を聴きながら、Samuel Adamsを飲む。ビールはいつでもどこでも店にある限りSamuel Adamsだ。やがて食事が運ばれてくる。西海岸が近いと空の色が違うような気がする。Vegasでの一日が過ぎていく。

That's it? Nothing else?と聞く人にYes, that' itと笑顔で答える。サーカスなんかのエンターテインメントは見なかった。結局カジノもしなかった。何しにVegasまで?という人も多いけど、単に興味がないのだ。僕には日本では全くエンターテインメントに興味のなかった人がニューヨークに来て脅迫観念にとりつかれたようにミュージカルに通う姿の方が不思議だ。せっかいの機会だから新たに体験してみるのもいいだろう。僕もミュージカルくらいそのうち一度はいくだろう。でも、家族でVegasの不思議なホテルの大群をみてひととおりはしゃいで、食事と音楽を楽しんで快適なホテルで綺麗な星空をみてくつろいだらそれ以上何が必要なんだろう。

僕の中にある「自分の殻」。意外と固く、狭い「自分の殻」。村上龍が友人だったら、「ヨーロッパ社会におけるギャンブルは貴族と金持ちのみに許された高貴な遊びだ。持たざるものはひがんで見ていればいい。俺は金と酒とギャンブルと女が似合うから君とは違うけどね。」と言うに違いない。でも、僕は本当にひがんでいない。USOPENとか存在も知らなかったし、大リーグも面倒でチケットとらずにいたらシーズンが終わってしまったし、NBA、アイスホッケー、コンサート、オペラ、ミュージカルいずれも誘われたらいくけど別にいいやという感じで今のところどこにも行っていない。まあ嫌っているわけじゃないから中には行くものもあるだろうけどすごく興味があるわけではない。

僕の中にある「自分の殻」。そんなに自分を定義づけなくてもいいのに存在する「自分の殻」。旅行の予定を埋めていく作業が嫌いな「自分の殻」。団体ツアーには参加できない「自分の殻」。単にギャンブルしなかっただけで自己の心理分析をしてしまう「自分の殻」。時々破るけど基本は守る「自分の殻」・・・

Drink responsibly. Keep Walking. Johnnie Walker

(怒涛のGrand Canyon編へ続く)
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by neon98 | 2004-08-09 18:47 | 2004年8月国立公園巡り

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