カテゴリ:Law School( 14 )

学生による教授評価
米国ロースクールで良いと思えるところは、学生による教授評価がなされ、それが学生に公開されているところだ。周囲の留学生に聞いたところ、このような制度を取り入れている国は少ないようで、教授との距離の近さ(質問のためのオフィスアワーを毎週確保したり、E-mailにも親切に対応してくれる。)や教授の評価制度がその終身雇用(tenure)に影響したりするところはいいところだと留学生の間で評判だった。

学生は、教授が学生の名前を覚えているか(100人を超えるクラスで実際に覚えているのだからびっくりだ。)など非常に細かい評価項目別に5段階評価をつける。もちろん匿名であり、最後の授業の際(試験の前)になされるので良い成績をくれる教授が良い評価をされるという心配もない(課題が多すぎるから嫌だったという評価はありうるだろうけど、それも一つの評価として正当ではあると思う。)。

日本でも導入すべきという議論は以前からあるが、導入されている例はあまり聞かない(というか私は聞いたことがない。)。成績評価が厳しい教授が悪い点をつけられるのでは?との懸念も聞くけど、学生はそんなに馬鹿じゃないと思う。消費者とした高い金を支払って勉強している以上、それに応じたサービスを享受できるようにシステムを考えるべきだし、教育にも(もちろん研究にも)熱心な教授が相応の評価を受けられるようにしないと教授間の不公平間が残るのではないだろうか。教育にも力を入れるシステムを作る一方で、教授陣の待遇をなんとかしろとの声ももっともだけど。
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by neon98 | 2005-05-27 05:06 | Law School

BarbriとLaw School
米国では司法試験のシーズン。こちらでは、司法試験対策とロースクールの授業は完全に別と考えられていて、ロースクールの授業では法律家としての考え方をDiscussionを通じて身につけさせるのが目的であるのに対し、司法試験は細かいルールを身につけることが必要となる。講演前の話し手が講演の前日に一度話す内容を練習してみるというのに近いんだとか。結局、どちらも大切なんだろうけど、Barbriのテキストの中には、こんなルールも知らずに実務にはたてないよなあという内容もかなりある。

日本の司法試験とロースクール制度の詳細は実は勉強不足で、よく知らなかったりするのだけど、ある知識を整理して、吐き出すための予備校式の勉強だって、決して馬鹿にはできないと思う。基本書だって、全体像がみえてから読まないと、なかなかわからない。皆時間の限られた中で、広い範囲をどのように記憶に残していくのか、悩みつつ、勉強していくのだ。と、自身の受験時代を思い出したりなんかする。

米国ロースクールでは、Case Bookだけで基本書に相当するものすら使わないことが多い。基本的な概念すらわからないまま、CaseのDiscussionをしている学生が多くて、最終的には学生の意見や質問は無視することにしていた。日本のロースクールの方が司法試験の内容との乖離は少ないような気はするけれども、日本でだって、たぶん授業だけで合格する人なんてあまりいなんじゃないのかな。僕は専ら、予備校のテキスト(概して間違い多し。WセミナーのDEVICE民法はよくできていた。)をノート代わりに、重要箇所のみ基本書を読んでいた。ノート代わりというのがミソで、項目の整理とか、知識の体系化、概念の把握に利用する限りにおいては、非常に有益だった。

ということで、しばらく詰め込み勉強モードになります。なにせ、ほとんど知らない科目ばかりなんで、詰め込まざるを得ないんだけど、丸暗記っていったって、ある程度、理解しないと記憶に残らないんだよね。
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by neon98 | 2005-05-26 00:41 | Law School

米国ロースクールってどんなとこ?
米国ロースクールについてお知りになりたい方は、多少古くなるが、現在でも貴重な価値を有する一冊としてアメリカン・ロイヤーの誕生を一読することをお薦めする。ご存知の方が多いと思うが、薄くて安いうえ、阿川尚之氏の経験談を通じて米国ロースクールの実態を楽しく読むことができる。

阿川氏のジョージタウン・ロースクールへの留学期間は、1981年からの3年間であるが、現在読んでも多くの点で共感することができる。留学前に熟読し、終了後の現在再度読み直しても読み応えのある一冊である。阿川氏が留学されたのはJDプログラムなので、多くの日本人が参加するLLMとは異なるが、周囲のJD、特に1Lと呼ばれる1年生の行動をみているとなるほどと理解できるものがあった。

もう一つ、阿川氏が翻訳に参加された本であり、ロースクールとは直接関係がないものの、一読の価値のある名著として、
ユダヤ人の歴史(上)ユダヤ人の歴史(下)を紹介しておきたい。

追記(5/18/2005)
リーガル・エリートたちの挑戦ーコロンビア・ロースクールに学んでを読む。著者は日本弁護士資格を有するダグラス・K・フリーマン氏。体験記として面白く読めるので、お薦めです。
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by neon98 | 2005-05-08 12:44 | Law School

End of Year
Blogの初めのタイトルがEnd of Yearである。某大学ロースクールLLMのAdademic Yearが終了した。留学中に考えたこと、感じたことなどを特に分野を限定せず、書いてみようと思っている。何せ、PC音痴であり、手探りでのBlog開始である。目的はまさに備忘録であり、これが一つの刺激になり自分の向上につながればよし、飽きてしまえばいつでも終わる、まさに自分のためだけのBlogにすぎない。当然不定期更新で、気が向いたときだけ書く。まあ無料の日記にすぎない。別にバレて困ることは書くつもりはないが、あいつは暇だとか言われる(笑)のも癪なので、とりあえず匿名で運用してみよう。
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by neon98 | 2005-05-06 12:48 | Law School

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