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ことば
忙しくてもヒアリングの練習を続けている。僕の英語がひどいものだと自覚するようになったのはTOEFLを受験するときから。ある時期から全くヒアリングの点数が伸びなかった。たまたまはねあがった一回の点数のおかげで僕は今ここにいる(出願前の最後の一回だった。神様、ありがとう。)。

こちらに来て劣等感を感じなくなったのは、下手な発音の英語を皆がそれぞれ駆使して話していることに感動を覚えたから。ボキャブラリさえあれば、どんどん話せば下手な英語でもコミュニケーションがとれる。文章を完全に組み立ててから話そうとする癖はなくなった。文法は日本にいるときよりもわからなくなった。でも、それでいいのかもしれない。

まずはFormalなものからと、CNNニュースや政治家の演説(これが意外と面白い。)からはじめてきた。先日DVDでノッティングヒルの恋人を見る。一年前に聞こえなかった映画の英語も少しずつ聞こえるようになってきた。フォーマルではない言葉(スラングともいいますね^^)のボキャブラリも少しずつだけど増えてきた。

当たり前だけど、映画のボキャブラリは、CaseBookのボキャブラリとは全然違う(一緒だったら誰も見ませんね^^)。授業聞いている方がよほどわかりやすい。今でもNativeじゃない人の英語はききとりづらい。発音がずれても会話が通じるようになるまではもう少し時間がかかるのだろう。年齢を重ねるにつれ、言葉の進歩は牛歩の歩みになったけど、継続が大切と言い聞かせている。

アメリカでいいなと思うことは、政治家が人に語りかける言葉を知っていること。誰かの作った文章を読み上げているだけでは何も伝わらないということにいつになったら気づくのだろうか。
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by neon98 | 2005-07-10 03:03 | 日常・海外生活

ニュース購読(無料だけど…)の勧め
Here Comes the Japanese Bride, Looking Very Western

InternationalのAsiaの箇所を時々読むとどんなことがニュースソースになっているのかがわかるという意味において、面白い。日本の新聞のWEBサイトと比較して、WEB上のニュースもきちんと充実しているのがいい。

特に面白いことは書いていないのに、ニュースにひっかかる。なぜ今さらこんなことがニュースになるの?特に新しいことじゃないでしょ?と思ったからひっかかったのか。それとも、日本は自分の国の方式を捨てたという批判的なニュアンスをかぎとったのか。

でも、いいものはいいんだもんね。自国のものを大切にすることと、どこの国のものであろうと自分がいいと思うものはどんどん取り入れることとは両立するんだろう。きっと。

僕は素直にほかの国の文化を褒められ、その代わりに僕たちの国にもこんな素敵な習慣があるだよと教えてあげられるようになりたい。少しずつ日本の文化について英語で書いた記事を読もうと思う。
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by neon98 | 2005-07-10 01:34 | よしなしごと

法律事務所の合併
シティユーワ法律事務所、「大場・尾崎・嶋末」と合併(nikkei.co.jp)

また合併が進んでいますね。業界の人間として個別の事務所を意識したコメントは差し控えますが、今後も増えていくんでしょうね。まあどんなにくっつきあっても、会計事務所みたいにはなることはありえないですが…コンフリクトで仕事できなくなってしまいます。

(ここから先は法律事務所の合併の一般論で特定の事務所とは一切関係ありません)

いくら大きくなっても法律事務所って組織化するのが難しいので、実態は中小企業みたいなところなんですね。大きなことは大体ボスが決めるってなもんで、雰囲気もそれぞれ随分と違うだろうから融合するのがなかなか難しいんじゃないかなあ。

特殊の大型案件などを除き、顧客は人数がいるというだけでは当然来てくれないわけで、基本的には人につきますよね。大きい事務所から独立した弁護士で、人数が少なくなってもいい弁護士にはきちんと顧客はついていきます。そういう意味では極めて属人的な組織なわけで、それぞれ異なる収益分配システムをとっているはずです。「俺のクライアントだ」みたいな中で組織を融合していくわけですから、組織として機能させるには相当難しい調整が必要ですよね。

大規模化し、今までのカルチャーの異なる集団をまとめるためにルールができてきて、純粋に内部のための仕事というものも増えていくのでしょうか。こういう過程というのは外部からは見えにくいものですが、組織化のケーススタディなどしてみたら面白いのかもしれません。アメリカだと、パートナーへの競争システムを扱った論文などもあるようで、また暇な時に法律事務所の文化を取り扱ったものを読んでみようと思っています。

個人的にはあまり関係ないかと思ってます^^ので、なんだか他人事みたいな書きぶりになっちゃいました。
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by neon98 | 2005-07-09 12:01 | よしなしごと

Americaを見て思うこと
日本を離れてアメリカから日本を見ていると、あらゆる面において日本はアメリカを追いかけようとしているように見える。でも本当にそれでいいのか。

一部の成功者が巨額の富を握り、街にはホームレスがあふれ、餓死者がでる。医療費の高騰は家計を圧迫し、社会問題化するも、医療保険制度はクリントン政権が何度も改正に手をつけようとして失敗に終わった。どこかの国の10年後の姿じゃないだろうか。

大企業のCEOが年間数100億円もの報酬を得る。ここまではいい。個人的には数100億円である必要はないと思うけど(そんなにとる余裕があるなら配当をまわせよ。商品の値段を下げろよ。)、夢があっていい。でも、努力をすれば、そして一定の運があれば運命が開けるのだという前提を、まったく信じられないシステムを作り上げたとしたら、American Dreamは自らが作り上げた不平等のもとに絶望した人々を抱え、頓挫していくことになるだろう。

Los Angeles Mayor Villaraigosa takes control at City Hall (CNN)LAの新市長の就任演説を数日前TVで聞いた(僕は時々TVで聞きやすい番組を探し、時事ネタを仕入れるとともに、ヒアリングの練習をしている。)。1872年以来のヒスパニック系の市長の登場は、移民の多いLAならではの現象なのかもしれない。彼の演説はすごく的を得ていて「僕のDreamに参加してくれ」という言葉を使いながら、American Dreamとはまた異なる夢を語りかけていた。以下は私が理解した限りの、私が書きたい部分の要点のみなので本当に正確に中身を知りたい人はどこかで視聴ファイルを探してもらいたい。
街角に警察官を増やそう。今必要なのはギャング、銃、ドラッグとの闘いだ。皆が安心して暮らせる街にしよう。でも、もっと大切なのはこれらの問題の根底にあるパブリック・スクールを変えることだ。アンジェリーナは僕の夢に参加してほしい。皆で夢を実現しよう。
成功したものが億万長者になれ、寄付というかたちで社会に貢献する。このことはいい。ただ、「日本企業はもっと寄付をすべきだ。」とアメリカ人からの批判に対しては、僕はこうこたえることにしている。
「僕たちは社会的にコストが高くても、寄付の必要ない、善意に頼る必要のない社会システムを作ろうとしている。」
自由競争原理を入れていく仕組みはいい。ボランティア活動が盛んになるのもいい。でも、頑張れば夢が実現できるんだと信じられる仕組みと、貧乏でも死ななくて住むんだという最低保障ラインが崩れたとき、犯罪・暴力・貧困という高い社会的コストとして僕たちの社会に戻ってくる。

日本でも公立学校の質の低下が叫ばれて久しい。医療と公共教育に対する社会的投資を怠ったときに日本の将来がどうなるのか、もう一度考えないといけないのではないか。こんなところでアメリカを見習っちゃいけないと思う。頑張ったら成功できるシステムを作るのはいい。でも、親の世代が不幸にも経済的に恵まれなかったから、成功できないシステムは作っちゃいけない。親が経済的に恵まれなかったから、生存を脅かされるシステムは作っちゃいけない。そんなことを思う、アメリカでの留学生活だった。
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by neon98 | 2005-07-08 23:00 | 日常・海外生活

MARKETと生活の匂い
d0042715_1140132.jpg次の旅をどこにしようか、いつもそうやって暮らしてきた。別に何をするわけでもない。持参するものはカメラと小説だけ。今回は少し趣向を変えようと思うけど、結局行き着き先はアジアのどこか。MARKETが僕を呼び寄せる。見たことのない食べ物、スパイスから来る「生活の匂い」が僕の興味をひきつける。

バスに乗ってみる。タクシーや、観光バスに乗ったのでは、味わえない、色んな人の表情がみえてくる。

昔の街並みの残る道をとぼとぼ歩いてみる。日本とは違ったかたちの将棋をさしているおじさんたちの様子を覗き込む。向うもすることがないのだろう、変な日本人に興味を持ってくる。

公園で小説を読み、昼寝をしてみる。日本で読むのとは異なる感想を持つ。じっくり考える時間を持つ。

観光地なるところで客引きの人達とかけひきをしてみる。彼らの生活を支える意気込みと、それでいて心に余裕のある生活がみえてくる。

民族舞踊に行こうという誘いを断り、宿の裏で子供とサッカーをしてみる。現地の人に現地の食材で作る簡単な料理を教えてもらう。普通に生活をしている普通の人達の実際の暮らしの匂いを嗅いでいたい。貪欲に色んなところをみてまわる旅行をする人もいるけど、僕はこれでいい。僕は「生活の匂い」がかぎたいのだ。

連れ合いができ、子供ができ、そんな旅行から離れてどれくらい立つだろうか。今でも時々ふと街をぶらつく。パイプのタバコの専門店があり、街で一番のスムージーを売る店があり、いつも行く中国人の散髪屋がある。そこを抜け、マーケットに向かう。買い物にいくんじゃない、「生活の匂い」を嗅ぎにいくのだ。僕は変わっていない。変わったのは子供の戯れる声が横で聞こえるだけだ。
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by neon98 | 2005-07-08 11:57 | Photo

何があっても決して許されないこと
僕たちはどんな世界を子供たちに残すのか。
親殺し、子供殺し、学友殺し、教師殺し…日本で暗いニュースが続く。
そして、無実の人達がテロで殺される・・・世界でも暗いニュース。

人間だもの、殺したいくらい人を憎むことだってあるかもしれない。
でも、憎みあって、報復しあって何を子供たちに残せるのか。
政治的な主張のために何を犠牲にすればすむのか。
どんな人にだって家族がいて、友人がいて、愛する人がいる。
憎しみは犠牲者の家族、友人、愛する人の憎しみをうみ、永遠にその循環をとめることをしらないのか。

Britain launches search for bombers (CNN.COM)
アルカイダの犯行声明らしきものがWEB上に出されたらしいが、誰が書き込みをしたのかは未確認であり、まだわからない。
A group, the "Secret Organization group of al Qaeda Organization in Europe," claimed responsibility in a Web site posting. The authenticity of the claim could not immediately be verified.
子供たちに何を残せるのか、わが子を見てふと考える。
この子に残せる何かのために、テロの継続と、テロに対する限度を超えた異常なまでの反動をおそれる。

亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
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by neon98 | 2005-07-08 03:22 | 日常・海外生活

いよいよ大詰めです
試験本番まで3週間を切り、いよいよ大詰め。ビデオ講義も最後の大きな科目WillとTrustに入る。Essayは相変わらず、書けない論点が多く、記憶の定着化に苦しむ。MBEは時間の足りなさにあせり、解けるはずの問題をとりこぼす。捨てるべきものを捨て、問題演習に時間を絞る段階に来たのだろう。もはやノートの整理は最小限にとどめ、演習の中で知識を整理していこうと思う。
当初からBarbriのモデルスケジュールを無視しつづけてきたのだけど、今後は更にその傾向を強くすることを決意する。

具体的には、以下の方針を立てた。

1.しばらく手が回らなかったMBE演習一日50問を再び解きはじめる。
2.エッセイはBarBriの課題を継続するほか、過去に解いたものを見直す。新規問題4問+過去問の見直し4問というところか。
3.一日最低一科目ノートを読み直す。

自分の立てた目標に対する達成度は今のところ60%というところか。6月の皆が勉強しない時期に自分だけ必死に勉強を継続するのはなかなか難しい。本試験ではMBEは最低7割は確保するつもりでいる。絶対に合格できるラインは7割以上だろうと考えている。模擬試験の成績からは達成は微妙なところだ。この一週間は苦手科目をつぶすことに力を注ぎたい。

ベストを尽くして不合格なら後悔しないかもしれないけど、まだそんな状態じゃない。まだまだ頑張れる。また気を引き締め直した一日だった。
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by neon98 | 2005-07-07 10:58 | NYBar・BarBri

UNOCALディールでの国益とは(続)ー追記有7月7日
The Big Tug of War Over Unocal (NY Times)

前のエントリに続けてみる。Chevronサイドとしては当然ワシントンへの働きかけでBidへの参加を阻止しようとするわけで、CNOOCサイドとしては
The Cnooc side says it offers the cool reason of the market, a higher bid, while portraying Chevron as fanning populist prejudice. "It's a lot easier to raise political uncertainty than to raise cash," said Mark Palmer, managing director of Public Strategies, who is the former head of public relations for Enron.
とでも言いたくなる。

Chevronのワシントンの働きかけは、①CNOOCは中国政府から低利の長期資金を借りており、Unfairだ、②CNOOCは中国政府のコントロールを受けており、米国の石油政策を危険にさらすおそれがあるとの2点を根拠としているようだ。

これに対するCNOOCからの反論の根拠を引用してみよう。
The Cnooc talking points are that 70 percent of Unocal's oil and gas reserves are in Asia, and mostly under long-term contract to Asian nations like Thailand and Indonesia; Unocal's American oil and gas production accounts for less than 1 percent of American consumption, and Cnooc has pledged that United States production will remain in the United States market; and Unocal jobs in America will not be cut, if Cnooc takes over.(中略)Many economists and oil experts question whether owning oil and gas in the ground really does increase a nation's energy security because there is a deep global market for buying it by the barrel or by the tanker. But that is a subject of lively debate, and the potential strategic significance of oil is why the Chinese bid for Unocal has stirred such interest.
低利資金がマーケットで調達されたものじゃない、ダンピング的なものだという点は、まあ一理あるとして、石油政策の点についてはどうだろう。

1.資本主義の下での原則論

石油を長期間安く安定供給することを国益としてとらえた場合、UNOCALがChevronに買われた方が良いとする根拠はどこから出てくるのだろう。Chevronが株式会社として利益最大化のために動くと仮定した場合、米国の石油資源は運輸コストを考えると米国に販売するのかもしれないが、アジアの石油資源は販売によって利益を確保できる国に販売するのではないか。タイで産出する資源を日本、中国が高く大量に購入するのなら、遠方の米国まで出かけて販売する理由がどこにあるのか。UNOCALがChevronに保有されていた場合、米国が石油を安定供給できますよ、という根拠は実は存在しないんじゃないのか。

2.とはいえ、ことは石油だし…

ここから先が実はよくわからない分野だけれども、ことは石油だけに国家の介入を招かずに商売できるようなものでもないのだろう。会社が石油を安定的に採掘できる権利を確保するには、実は政府のバックアップが必要不可欠なのだとすると話が違ってくる。米国の石油産業は実は米国のバックアップ(米国の中東介入の歴史を想像してみよう。)を背景に石油を採掘し、全世界に安定的に供給しているとすれば、米国政府の意思に反した石油の供給政策をとることは株式会社の長期的な利益に反するといえよう。そういう意味では、UnocalがCNOOCに買収されることは、米国政府の暗黙のプレッシャーが反映されなくなり、なんだか怖いねといえるかもしれない。

3.そもそもCNOOCの買収の意思表示は何が目的?

ここは実際僕にはよくわからない。中国への石油の安定供給?企業の利潤最大化?判断する材料があまりにも不足している。CNOOCが利益最大化のために行動するとすれば、現在のUNOCALと行動を大きく違えることはないのかもしれない。しかし、政府のコントロールに加え、政府が低利で長期資金を提供するなど、政府のバックアップがあることを考えると、誰の意思に基づいて行動しているのかがいまひとつわからない。国家政策としての企業買収なのだとすれば、ワシントンが介入する余地は相当あるのだろう。ワシントンの不信感を拭うだけの説明ができるのかというところか。

結論として、今回のCNOOCの提案は失敗に終わるんじゃないかと思う。株主としても政府筋の動きが読めないだけに、ChevronとのDealを否決する動きはとれないだろう。

仮に失敗に終わったとしても、この問題は一つの重大な問題を突きつけているように思う。企業の国籍と企業の利益が一致するかどうかという問題だ。資本のグローバル化の中で企業の国籍なるものが徐々に見えなくなってきている現在に、米国企業が米国政府の思惑通りに動くと考えるのは危険だ(日本企業だって徐々にそうなってくるだろう。)。長期的に、企業の利益に合致するからこそ、政府と行動を共にすることができるので、それがいつまで続くかどうかわからない。

効率化のために株式会社化しようという動きは基本的に今の日本には必要なのだろうけど、本当に国家政策として必要な分野なら政府に拒否権付優先株式でも持たせておかないといけないのではないか。

(追記)
意見が伝わりにくいと思われた箇所について一部追記・修正しました(7月7日)。石油の採掘権の仕組みを知らないので、分析に限界があります。米国とアジア諸国との直接の契約関係が存在するなどUNOCALではなく、米国自身が採掘権のコントロールを握っており、株主としてのコントロールがCNOOCに移転したとしても、実は米国は国益としての石油の安定供給を阻害されることはないんじゃないのだろうかというイメージを持っており、実は米国による反対は根拠がないんじゃないのということを検証しようと試みたのですが、知識不足のためとりあえず断念しました。採掘権は国家間の契約だと思っていたのですが新聞記事だと違うようです。安定供給ということにこだわるのであれば、買収の可能性のある株式上場をすることが妥当だったのか、国家そのものが採掘権をおさえ、運営そのもののみを入札方式などで石油会社に競争をさせる仕組みはとれないのかという素人考えを持っているのですが、どうなのでしょうか。
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by neon98 | 2005-07-07 03:23 | よしなしごと

小売業の日本進出
ウォルマート、西友を子会社化(日経NET)

西友は決定事実じゃないよ、とのプレスリリースを出しているので、実際にどうなるかはともかくとして、仮に実現したとすればウォルマートは新株予約権の行使に引き続き、さらに投資を拡大することになるが、これが西友の業績からみて妥当な判断か、今後評価が分かれることになろう(あくまでも仮の話です。)。

幾つか成功例はあるのかもしれないが、衣料品などの分野を除き、小売業態の日本進出はとても難しいと思う。自分なりに理由を考えてみた。ウォルマートは流通革命でよく知られる企業だが、その優位性を日本で活かせるかどうかは甚だ疑問であるということに尽きるんだけど、具体的には以下のとおり。

1. 頻繁な補充の必要性(立地面)
アメリカの大型スーパーって、週に一度しか補充しないところがわりと多いのです。棚と通路が広く、大量にものがおけることが大前提。

2. 頻繁な補充の必要性(食生活)
たまにしか補充しないシステムは、日持ちのする(少なくとも表示されている賞味期限が長いという点においては日持ちのする)食品に支えられているといってよいでしょう。アメリカのスーパーだと、「ええっ、そんなにチーズとパンばかり買ってどないするの?」というくらい、大量に同じものを買いこんでいらっしゃる。最大限のほめ言葉を使って「シンプルな」食生活なせるわざ。ビタミンはビタミン剤で補給なんて人もめずらしくない。日本だと、比較的(あくまでも比較的)、豊富な食材を利用して調理なさいます。新鮮な野菜、魚なんかを求めて毎日スーパーにお出かけの方も多いと思います。「今日の夕食は何にしようかな。」などとスーパーで考えの主婦の姿、美しいですね。日本で賞味期限60日の牛乳(特殊製品除く。)なんて販売しようものなら、やばいですよね。

3. 多品目
2と重なるのですが、生鮮食品の種類と売り場の大きさ(比率)が圧倒的に違います。これも流通コストを高める原因になるでしょう。

4. 人件費
アメリカの方が人件費が安いのです。時給5ドル前後で働いてますよ、店員さん。求められるサービスレベルの差異もありますね。

日本のスーパーとの競争関係に立つわけですから4の人件費などは特に不利な項目ではないわけですが、まったく異なる市場に新規参入するにあたってはスケールメリットを享受できるわけではない(生鮮食品で海外輸送という手もありますが、西友の業態で現実的かどうか。)ですから、例えばイトーヨーカドーやイオンと勝負できるだけのノウハウがあるのかというと?マークがついてしまいますね。まあ、個人的にはウォルマートに行っても楽しくないので、違うスーパーにもっとがんばってほしいです。

都心に最高級スーパーとして参入し、デパートよりも若干安めの値段設定でワイン、外国ビール、チーズ、その他フレンチやイタリアンなどの特殊素材を提供した方が絶対儲かると思うんだけどなあ。個人的には、アメリカ式の安かろう、悪かろうは絶対に日本市場では成功しないという法則があると思う。
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by neon98 | 2005-07-06 07:40 | よしなしごと

取材源の秘密
Time Inc. Reporter's Testimony Still Needed, Prosecutor Says (NY Times)

NYTIMESからの記事が続くのは、あちこちチェックする時間がないからです、はい。

日本の憲法判例でもあったけれど、記者が取材源を秘匿するのは米国でも簡単ではないようだ。連邦大陪審での証言を拒否した記者が、Jailに入れられるという話。連邦最高裁は記者からのAppealを既に却下している。

In October, Judge Hogan held the reporters in civil contempt, sentencing them to up to 18 months in jail. He suspended the sentences while the reporters appealed and last week said that the maximum time the reporters now face is 120 days, as the term of the grand jury will expire in October.

Civil contempt is meant to be coercive rather than punitive. In today's filing, though, Mr. Fitzgerald suggested that criminal prosecution is also a possibility.
First Amendmentで認められた表現の自由をサポートするものとして、記者が記事の取材源について拒否することは認められてもよいと思うのだが、これがなかなか通らないようだ。証言拒否を認めたときにそれがどこまで拡大されるのかという懸念(NYTIMESの記者に認めたら、Blogの運営者にも認めないといけない?)があるのだろうか。

ちなみに、ほとんど使われたことのない民事訴訟法の以下の条文は改正でも生き残っている(本件は大陪審なので刑事事件です。念のため。)。存在するけど、ほとんどEnforceされない条文って、お客さん(特に外国の)に説明しにくいよね。
(不出頭に対する過料等)
第百九十二条  証人が正当な理由なく出頭しないときは、裁判所は、決定で、これによって生じた訴訟費用の負担を命じ、かつ、十万円以下の過料に処する。
2  前項の決定に対しては、即時抗告をすることができる。

(不出頭に対する罰金等)
第百九十三条  証人が正当な理由なく出頭しないときは、十万円以下の罰金又は拘留に処する。
2  前項の罪を犯した者には、情状により、罰金及び拘留を併科することができる。

(勾引)
第百九十四条  裁判所は、正当な理由なく出頭しない証人の勾引を命ずることができる。
2  刑事訴訟法 中勾引に関する規定は、前項の勾引について準用する。
ニュースを引用するだけで、まともにケースを調べないのは読む時間と気力(能力?)がないからです。はい。
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by neon98 | 2005-07-06 05:25 | LEGAL(General)

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