<   2005年 12月 ( 51 )   > この月の画像一覧

来年もよろしくお願いいたします
今年一年お世話になったお礼を申し上げます。ブログというツールを通して、皆様に色々と教えていただいたり、読んでもらったりすることが色々と刺激になっています。龍宮城から浦島太郎として帰還するであろう日まであと半年と少しの予定です。その間、法律家として考えたこと、日本人として思うことなどテキトーに書いていこうと思いますので、来年もどうぞよろしくお願いします。皆様とその周囲の方の来年の幸運、頑張り、卒業、合格、健康、目標達成、大儲けetc...を心から願っております。
d0042715_5351523.jpg
May the New Year turn out to be the happiest and the best for you.
                                       From neon 98
[PR]
by neon98 | 2005-12-31 23:59 | よしなしごと

続・地図を燃やすー新年に向けて
少なくとも、日本時間では2005年最後のエントリになる。

以前、地図を燃やすという自己陶酔的なエントリをしたことがある。小沢征璽の言葉を沢木耕太郎がとりあげたものだ。沢木耕太郎の象が空をⅢ 勉強はそれからだという本を読み返していて、小林照幸氏の解説が気になった。
(引用開始)
三十までは何でもできると思っている。ところが三十すぎると自分に可能なことが、地図のようにはっきり見えてくるんですよ。
沢木氏は三十二歳のとき、この言葉を振り返り、こう書いた。
二十代の私には、やはりすべてが可能だという幻想があった。地図が見える未来がやってくるなどということを信じてはいなかった。そして、いま、私も三十を過ぎて、小沢征璽の言葉の意味がある生々しさをともないつつ明確になっていくような気がしてならないのだ。
とはいっても、「だが」との思いもある、として、自分は例外でありたい、脳裏に浮かび上がる地図を燃やし尽くすにはどうしたらよいか、という切迫感を綴っている。
同時に沢木氏は、四十歳を過ぎた小沢氏と再会したら、
前に進もうとすると、見えていたはずの地図の道が陽炎のように消えていた。
きっとこのように述べるのではないか、と考える。
何の世界であれ、創造力を持っている人の心は若い。肉体的な老いは仕方ないことであるが、心に若さがある限り地図なんか見えてこない、と私は思いたい。(引用終了)

来年はどんな年になるか。地図なんか見えてこないと私も思おう。
[PR]
by neon98 | 2005-12-31 13:44 | よしなしごと

文章とはー国語の入試問題
昔から国語の入試問題がすごく苦手で、特に小説の一部分のみを読ませ、「この時の「ボク」の心情を次の中から選びなさい」などと聞かれたときには、「なんでお前にわかんねん。お前、著者とちゃうやろ」という反感がどうしても抜けず、「間違える」ことが多々あった。

高校の国語の先生には、「女の子の方が国語が相対的に得意なことが多いのは素直に文章を読めるからで、あなたのようにケチをつけようと突っ張って読んでたらわかるものもわからないわよ。」、とよく言われた。それでも、答えが一つである、ということに対しておぼえる反感を消しきれなくて、素直に入り込める文章かそうでないかによって試験結果が大きく変動するという危うい状態のまま(実際、試験本番で痛い失敗をするのだが・・・)、大学入試を乗り切った。

統一的な理解の仕方を求める方式には今でも大反対であり、「そういう読み方もあるね。面白いね。」と言うことの大切さを僕は尊重したいのだが、それはさておき、入試問題のもととなった著者が入試問題を解いてみたらどうなるか、沢木耕太郎がエッセイを書いているので、ご紹介したい。

勉強はそれからだー象が空をⅢというエッセイ集の中で、沢木耕太郎が自らの文章がW大の入試問題に使われた場面について「ごめんなさい」というエッセイを書いている。
まるで答がわからない。《右の文中の傍線Bで、筆者はどのようなことを言おうとするのか》と訊かれても選択肢にある五つの文章のどれもが違うような気がする。《右の文中の傍線Dは具体的にはどのようなことか。筆者のあげた例に即して、五十字以内で、記述解答用紙欄に書け。》と命じられても、とても五十字ではまとめられない。とにかく、問のすべてにわたって、自信をもって答えることのできるものがまるでないのだ。
これを受けて単なる入試批判に終わらないのがこの人の優れたところで、彼は何人かの友人に入試問題を解いてもらって、著者以外の全員が同じ答を選択することに気がつく。
著者ができないからといってその問題に欠陥があるということにならないことを知った。著者ができないのは、恐らく、自分の文章に対する過剰な自意識とそれと同じくらいの無意識とがあるからなのだろう。自分が自分の文章をもっともよく理解しているというのは単なる錯覚に過ぎないのかもしれない。少なくとも、私が問に答えられない箇所の多くは、文章の流れに従ってほとんど無意識に書いている部分だった。
それぞれ色んな文章の書き方があると思うが、私は思いついたことをどんどん書いていって書きながら構想をねりあげるタイプである。読み直せば読み直すほど、自分の頭の中が整理されていって、何でこんなこと書いたのだろうと思うことも少なくない。一応完成した文章であっても、その日の気分によって自分の文章の解釈が異なってきたりもするので、なんとなく沢木耕太郎の言わんとすることがわかるような気がした。文章とは客観的でありえないし、自らの中でも統一的な意味を有しないものなのだろう。
[PR]
by neon98 | 2005-12-30 01:16 | よしなしごと

目の前にあるもの
留学に来てから様々なバックグラウンドの方と接する機会がある。同じ法律を扱う仕事であっても、官公庁出身者、企業法務部出身者、裁判官、検察官、弁護士と職種もバラバラであれば、その中でも扱ってきた仕事の種類なども様々である。同じ法律を扱う場合であっても制度設計をする人と、それを利用する人とで全然発想が違うんだなあと思うことがよくあって、今日はそんな話を少し書いてみたい。

司法試験を受験することを決めたときに意識したのが、「現場にいたい」という抽象的な希望だったように思う。法曹三者にはそれぞれの現場があるわけだが、その中でも弁護士を選んだのは選択肢の多さというか、転勤やら、官庁出向命令やらにまどわされることなく、自分が健康でお客さんがいる限りは現場にいられるという発想だったのかもしれない。この「現場にいたい」という感覚なるものについて、日本の現場を離れた今、なんだか少しずつ言葉で説明できるようになってきた気がして、今日はこのエントリを書いている。

制度論としては法律というルールが存在する以上は明文にない例外を認めていくためのハードルは非常に高くあるべきというのはわかるのだが、現に存在する当事者としては新たな立法を待つわけにもいかない。全体の制度としてはいずれ是正されていくだろうとか、一つの不公正な結果のために制度全体を見直すコストが大きすぎるので代替措置を検討せよとか、そういう議論も理解できなくはないのだけれど、目の前に困った人がいるときにその人に対してそんなことも言えない。

現場にいる者としては、依頼者のためにあるべき結論を考え出し、それが通るための理屈を考え出すという発想もすごく大切なのであって、時には無理筋の議論をする場面がないではない。どうしても現行の法制のもとでは無理ですねと答えざるを得ない場合もあるのだが、一通り悩んで交渉してみるとか、他の代替的手段を探してあげるとか、こういった努力が必要なのだろう。

修習生の頃聞いた話である。会社法改正により最低資本金1,000万円という規制が定められ、これに合致せず、有限会社に改組しない会社は強制的に解散させられるとかいう場面だったように記憶している。ある更生会社の事業が軌道に乗りかけ、従業員の中に新たに結婚する者も出てきた頃、資本金が足りず、強制解散させられそうになった。会社更生法の縛りがあって、増資も組織再編もできない、そんな状況だったように聞いた(昔聞いただけの話であり、条文も確認していないので、多少の間違いがあるかもしれない。)。ところが会社法には適用除外の規定がなく、法務局にかけあっても条文に従って解散するほかないの一点張りで交渉の余地がない。管財人はあきらめず、政治家に掛け合い、法務省に掛け合い、著名な学者の意見書を書いてもらい、法務省は制度の不備を認め、登記通達を出し、更生会社は解散の憂き目を免れたという話だった。

d0042715_7102315.gif法令の不備があることについては現場にいるものに責任はないけれど、更生会社の従業員やその家族の顔を見て、「しょうがないわなあ」と言うわけにもいかず、必死に奔走されたという話を聞いて、現場にいるってこういうことなんだなあと思ったことを覚えている。単に
事件は会議室で起こっているんじゃねえんだ
と言いたかったから、制度を利用し、悩む側にたったということかもしれない。

制度をつくる方々には、政治的かけひきやら、あらゆる問題を想定できない難しさやら、色々な困難があるわけで、その中を皆さん立派に職責を果たされていると思う。「現場にいたい」という感覚は個人的趣向の問題にすぎない。会議室にいる柳葉敏郎の役割も結構好きなので、念のため、フォローしておく^^。
[PR]
by neon98 | 2005-12-29 07:12 | よしなしごと

NEWYORK住宅事情
留学生の財布を一番悩ませるのがNew Yorkで年々上昇しつつある家賃相場である。活気のある不動産市場を反映してか、ここ数年賃料は上昇傾向にあるそうだ。幾ら日本でそれなりの収入を得てきた方々が多いとはいえ、New Yorkの賃料相場は嫌に高い。

Manhattanの中でも相当地域や物件により賃料が異なるけれど、ミッドタウンでStudioを借りている友人は1,800ドル、1ベッドルームでも2,500-3,000ドル程度支払っているのが普通だと思う。これが支払えない人はManhattanを離れるとか、一人暮らしの方だとルームシェアで対応することになる。

不動産市場がバブル水域に達しているという言い方をされる人もいれば、不動産バブルとはいえないという意見もある。バブルというのをファンダメンタルからの乖離と定義した場合に、相場がどれだけファンダメンタルから乖離しているのかを図る指標としてCo-opとCondoの価格を比較するのだそうだ。前者は購入者自らが住むほかない賃貸禁止の物件であり、後者はそのような制約がないらしい。この2つの物件価格に大きな差異が見られない場合に、実需に基づく価格が投資目的で釣り上げられていないと一応言えるようで、これを指標にするとNYの場合はまだバブルには達していないそうだ。

賃料相場からしてNEWYORKの住環境が悪いかというと、果たしてどうだろうか。NYの良いところは1時間弱ほど離れれば、自然の豊富な、美しい住環境が入手可能であるということ。賃貸物件であっても1000Sq.Feetの2ベッドルームが賃料1,500ドル程度~で借りられる。所有した場合の経済効果を考えるともう少し住宅コストは下がるだろう。そう思いながら、1000SQ.Feetの広さを㎡で換算してみるとなんと230.492.9㎡。箱みたいなワンルームマンションがないだけで、広さ単位での住宅コストは断然NYの方が日本よりも安い。こちらに来る前に借りていたマンションが60㎡。なんだか日本に帰国する気が失せてしまった^^。(手元の単位換算表が間違ってたみたいで、日本で探せばないことはない程度の物件の広さではありますね。)
[PR]
by neon98 | 2005-12-28 12:54 | 日常・海外生活

あるおばあちゃんのお話
大学時代、アルバイトで購入した中古のSuzuki Bandit400に乗って日本全国ツーリングの旅に出かけていた。東北地方を除き、ほぼ全国まわりつくせただろうと思う。d0042715_7483890.jpg
長野県のある地方を一人でツーリングしていた時、ふとした疲れから休む必要を感じ、ふとした空き地で寝袋を枕に休憩していた。農家の軒先だったのでそこにテントを張るのもはばかられ、かといってテントを張る場所を探すのにも疲れていたので、とりあえず休息をとろうとしてうつらうつらしていたのだ。
あんた、そんなとこで寝とらんと、うちに来なさいな。
あるおばあちゃんが私に声をかけ、私の恐縮の声はまるっきり無視し、「食事が準備してあるから」とさっさと家の中に入られてしまった。その時点で、断る術もなく、バイクを押しておばあちゃんの家にあがりこむことになった。考えてみれば、一人暮らしのおばあちゃんの家に帰宅前の食事が準備してあるはずがないのだが、そのときはあまり不思議に思うこともなく、おばあちゃんのペースにのせられて素直にお邪魔することにした。

食事をご馳走になりながらおばあさんの身の上話を伺ったところ、数年前にご主人を亡くされ、お子さん達は皆都会に出られているため、一人暮らしで近くの畑をほそぼそと耕しているということだった。おばあさんの作った野菜やら、近所さんからもらった刺身やら、お客さん用においてあった日本酒やら、遠慮なくご馳走になり、その晩泊めていただいた。空きっ腹に随分なご馳走とありがたいお話も色々と聞かせてもらった。

おばあさんは、あまり説教じみた話はされない方で、遊びほうけている大学生相手に小言じみたことは言われなかったけれど、
遊びでも勉強でも今しかできんことがあるんじゃけえ、何でも死ぬ気でやりなさいよ。死んだおじいさんも私も子供らや孫らにはいつも同じことを言うてたの。
と一言おっしゃった。時間が無限にある間は時間の貴重さに気がつかないのだろう。当時無為に失った時間の貴重さは、無為に失ったかどうかも含め、後にならないとわからない。

当時20歳前後だったか、十分大人であるはずの私は、彼女から受けた恩義やら、大切な言葉の意味を十分に理解しなかったのだろう。失礼する際に丁寧にお礼を述べ、自宅から彼女に手紙を書いたまではよかった。おばあちゃんは丁寧にお返事の手紙をくれたのに対し、なんら挨拶をすることもないまま、住所を記載した紙をどこかになくしてしまい、年賀状を出すこともしないままもう10年以上になる。一宿一飯の恩義に対して、私が何をしたか、年賀状の季節が来るたびに思い出してしまう。不義理をしたものだと猛省することしかできないのだが。
[PR]
by neon98 | 2005-12-28 08:23 | よしなしごと

忘年会&それぞれのChristmas
d0042715_1173792.jpg47thさんにお誘いいただいて、昨日の忘年会参加してきました。韓国料理屋さん、ボリューム・味ともに申し分なく、お値段もリーズナブルでした。2次会、New Yorkには日本のカラオケがあるんですねえ。
>neon98さんの意外な才能が明らかになり、その幅の広さに感服。
いえいえ、歌唱力のなさをごまかすためのネタばかりで申し訳なかったです。47thさんの東京での生活の裏話(Blogでは書けませんが・・・)も聞かせていただき、たくさんの方とお会いできてとても楽しくすごせました。

にょぶろさんには注文から何から気を配っていただき、ありがとうございました。NYlawyerさんはBlog通りCoolな一面と少し意外な面を見せていただきました(旅行の写真楽しみにしています)。ぶらっくふぃーるずさん、誰がジェニファーじゃーという突っ込みはさておき、とても楽しくお話できてよかったです。ももんがさん、あまりお話できませんでしたが、今度また是非!Hibiya_Attorneyさん、またPennの観光情報のご紹介などしていただきたく(奥様の可憐な歌声にはしびれました。)。ブロガー以外の方々はお名前をあげるわけにいかないんですが、とても楽しくすごせました。そして、47thさん、幹事をしていただいてありがとうございました。

遅くまで皆さんとご一緒したかったんですが、諸事情で抜けてしまい、ご迷惑をおかけしました。あまりゆっくり話せなかった方もいらっしゃったのが残念ですが、またの機会ということで。これからバカンスに出られる方(既に出発された方も)、どうぞ気をつけて、そして楽しんできてください。

d0042715_11153117.jpg今日はゆっくり寝て、家の掃除、Christmasの食事の材料の買出し、料理と主夫業を少し頑張ってみました。Restaurantなどはガラガラのようで、我が家もアメリカ式に家族で食事を楽しんでいます。今夜はサンタクロースが来るらしいのでうちの子がとても楽しみにしています。親としてはそんな姿を見るのは楽しみな反面、「いい子にしてないとサンタが来ないよ」攻撃が使えなくなるのは正直痛い面があります^^。

それぞれ楽しいChristmasを過ごされ、これから新たな新年を迎えられることと思います。皆さんに一杯よいことがありますように!
Merry Christmas and Happy New Year!
[PR]
by neon98 | 2005-12-25 11:19 | 日常・海外生活

英語ができるということ
しばらく法律関係のエントリが続いて少しうんざりしてきたので、ブログのメインテーマであるよしなしごとを少しばかり。こちらNew Yorkでは、皆気分はすっかりクリスマスでかなりの人は休暇をとり、出勤していてもディールはさすがに動いていないし、子供にあげるプレゼントを勤務時間中に買いにいく人やらで何だか仕事をする気分ではない(そもそもこんな日には仕事がない。)。受付のおばちゃんも暇そうで、通りかかる人とずっとおしゃべりをしている。僕はこの受付のおばちゃんと話すのがとても好きで、通りがかる度にくだらない話をしている。

とりとめのない話になるけど、この下らない話が実はとてもいい英語のレッスンになっている。ロースクールで講義を必死に聞いて教授の話すようなFormalな英語はさすがに聞こえるようになり、職場での案件に関する会話にはあまり困らなくなったのだが、日常会話になるとなかなかついていけない状況には変わりがない。d0042715_2311617.gif

一つの問題はやはり発音だと思う。英語といっても世界各国から色んな人が集まってきているのがアメリカであり、イタリア人の英語はイタリア語に聞こえるし、フランス人の英語はフランス語に聞こえるし、NYのAfrican Americanの英語はラップに聞こえてしまう。むろん僕の話す英語は日本語なのだろう。政治家や弁護士の英語はとてもきれいで、わかりやすいのだがそれだけに慣れていては日常会話についていけない。

二つめの問題はFormalなものとInformalなものとの違いであり、例えローの教授であってもスラングを連発するある教授の英語は僕だけじゃなく、留学生全員がほとんど理解できずにいた。講義とはEntertainmentだという感覚が多くの学生に受け入れられていて、はしゃぎすぎだと思うような授業もたくさんあったのだけど、毎年同じノートを使い、下を向いてぼそぼそと小さな声で話す人の講義よりは圧倒的に楽しい(時々やりすぎだと思う人はいて、NYBARを受験する方はBARBRIの講義でそれを実感されることになるだろうと思う。)。映画をみていてFahrenheit 911はニュースや政治家の演説をつなぎあわせたものだけに容易に理解できるけど、Sex and the Cityはなかなか理解できない。後者のようなリラックスして楽しむようなものを英語の勉強のためにヘッドホンをして夜中に一人で集中して見ているのは本当は馬鹿らしいのだが、私のような手合いはそういう羽目になってしまう。

d0042715_2361821.jpg三つめはジョークなど文化的背景を知らないと理解できないものである。こんなにペラペラにしゃべっている人でも理解できないの?と思う場面は当然ある。映画俳優、歌手、コメディアンなどの例えを出されても知らないものは知らないわけで、これを追いかけるというのは単なる留学生には不可能というほかない。あるMBAの知り合いはくだらないと思いながらも皆がみているTVのコメディは欠かさずチェックしていた。彼の努力には本当に頭が下がるけれど、正直そこまでしようとは思わない。ちなみに、Attitude T-shirtは面白いStatementが満載らしいが、私にはさっぱりわからないものがほとんどで、文脈もわからずに着用して殴られるのは嫌だから手を出すことができない。

四つめは誰かが隣で違うことを言い出すと脳みそがついていかない。音楽のかかっているバーでの会話は思いっきり近づかないと聞き取れない。四人くらいでTVの話題をしだすと、何もついていけずに、にっこり笑うだけの馬鹿な人になってしまう。楽しむべきDVDを見ていても、ヘッドフォンをつけて周囲の騒音を回避しないと話の筋がわからない。

どなたかのBlogだったか忘れてしまったが、「本当に英語ができる奴は、ローの予習は適当にこなし、授業中はメールを書いて、チャットで冗談を言い合いながら、手をあげて質問し、ノートはとっている」みたいなことを書いておられたが、本当にそのとおりである。私なんかは、予習を必死にこなし、ノートも事前にまとめておいて、一番前に座り込んで教授の目だけみて必死こいてついていこうとしてもノートはとれなかった。第一、タイピングが間に合わない。

でも、そんな人でも英語がわからないとぼやいていたのには本当にびっくりした。考えてみれば、すごく英語ができると私が思う人でもわからないことは永遠にある(日本語で考えると当然のことなのだが)わけで、英語ができるということはすごく相対的なものだなと思う。英語に限らず、言語なるものは国、人種、性別、年齢、文化、職業などあらゆる背景を含むわけだから、ちょっと勉強したからできるようになったなどと思わない方がいい。

逆にいえば皆それぞれの難点を抱えて会話が成立しているわけだから、控えめな日本人的にいうと「自分は英語ができない」と思うよりも「皆この程度のものなんだと思ってJapanese Englishを炸裂させておけばいいのだと思う。結局、習うより慣れろ、なんだなあと思って今日も暇そうな受付のおばちゃんと話しこんでしまった。日本人的にみるとClientに対してとても大雑把な対応をしているような気がするけど、アメリカ人的にはそうでもないんだろうなあ。大雑把だけどとてもいい人である。
[PR]
by neon98 | 2005-12-24 02:33 | よしなしごと

SHIMADAS(シマダス)
SHIMADAS(シマダス)という本をご存じだろうか。もちろん「島DAS」であり、IMIDASのもじりなわけだが、中身は日本全国の離島情報が満載である。年末年始になると、おせち料理でもお雑煮でもなく、毎年通っていた離島のことを思い出す。
d0042715_13544031.jpg
修習生になる前は皆旅行にでかけてしまう人が多く、僕もその例外ではなかった。合格発表後ひたすらお金を貯め、飛行機・船代を稼いだ後はバックパックにテント・シュノーケル・文庫本の山・寝袋・酒を担いで出発した。ビーチではテントを張り、泳ぎ、飯を食い、本を読み、昼寝し、また飯を食い、焚き火を囲んで酒を飲み、寝るだけの生活である。その時にSHIMADASという本を教えてもらい、家に帰りついたあと、本屋に直行して入手し、部屋で行きたい島のページを開いてはニヤついていた。
d0042715_141159.jpg
トカラ島だとか行きたい島はたくさんあったのだけど、何故か新しい島には挑戦せずに、気に入った島に年末年始の度に向かっては同じ店で食料を買出し、同じ食堂でなじみのものを注文し、元旦には泳ぐというパターンが染みついてしまった。実家の父母には悪いが、「今年も帰らない」などと言い捨てて、勝手に至福の時間をすごしていたのだ。数年間おせちもお雑煮も食べなかったもので「正月気分=ビーチで泳いでテントで昼寝」みたいになってしまい、未だにその気分が抜けない。昨年はカリブ海に繰り出したものだが、今年は・・・。New Yorkで過ごすことになった。バカンスはもう少し暖かくなるまでおいておこう。
[PR]
by neon98 | 2005-12-23 14:09 | よしなしごと

浦島太郎脱却計画(3)-公開買付制度等WG報告
これも重要なので概観をみておこう。投資サービス法と違ってこれは「報告(案)」ではなく「報告」である(金融庁のHPで入手可)。ほとんどノート代わりに利用しているけど、まあいいか。

続きーClickすると課金されます(嘘)
[PR]
by neon98 | 2005-12-23 05:55 | Securities

法律Blogよりも奥深いよしなしごとを目指して
検索
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
お気に入りBlog
最新のトラックバック
法律の英訳
from 明日は明日のホラを吹く-To..
今さらなんですが・・・
from はらほろとまひれ ~ 米国ロ..
英会話と留学
from 英語がしゃべれるようになる学習法
シンドラー社:労働組合と..
from 今出川通信
エリート法学部生は官僚よ..
from wrong, rogue a..
中央青山
from 1万人のための投資業
今頃危惧しても・・・制度..
from 法務の国のろじゃあ
PwCが日本で監査法人を..
from 法務の国のろじゃあ
[USA]こんだけ旅した..
from BBRの雑記帳
中央青山に一部業務停止命..
from 法務の国のろじゃあ
人気ジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧