まずは、他の人の合格体験記を読むことからはじめよう。僕の読んだのは、以下のサイト。
Kaori's Law School
Maki's@Philly通信
この段階で概ね東光伸さんの合格体験記の方法論に従うことを決定した。ほとんど直感的なものだけど、彼の合理的な方法論が説得的に思えたし、彼の成績も十分なものに思えたからだ。但し、ロースクールの講義に全力を注ぐため、卒業式までは一切何もしないことにした。
具体的には、
1. 6月末のMBE模試での140点を目指す
2. MBE科目についてはなるべく授業に参加せず、自分で勉強をしてしまう
3. 6月はMBE演習重視
4. ノート作成にこだわりすぎて時間をとられない
という方針に沿って進めていくことにした。
上記の方針をとった理由は以下のとおり。
1. BARBRIの講義スタイルは、空欄のあるハンドアウトを補充していくスタイルである。講義の時間中に全てを聞き取り、穴埋めをしていくのは至難の技だし、ノートを作成していくだけでほぼ丸一日かかってしまう。ミシガンノートというかなり完成度の高いノートを入手できたので、これさえ読めば講義はほとんど聞く必要がない。
2. ノートに間違いがあるかもしれないという可能性は無視してよい。英語を母国語とする方がとったノートだし、初回の授業に参加して確認した結果、95%正確だという確信は得られた。MBE科目について改正がある可能性はゼロに近い。もし誤りや改正があったとしても問題演習の中でほとんど是正される。
3. 典型的な日本人にとってなんといっても自信が持てるのはMBEの択一試験のはずである。ここで少なくとも平均点以上は確保しないと合格はおぼつかないだろうと予測した。
4. 講師が昨年と変更されたとしてもそれで試験範囲が変わるわけではない。昨年のノートで合格できない理由が存在しない。
5. ノートを自分で作成するのは異様に時間がかかる。問題演習の時間を確保しようとすれば、少なくとも一から自分でノートを作成するのは自殺行為のように思えた。既存のノートを加工して短い暗記用ノートを作成するのは必要不可欠と思うが、何が重要なのかわからない段階で作成するよりも一度問題演習を通してみて自分の弱点、試験の頻出分野を把握したうえで作業をする方が効率的に思う。
次回はBarBri受講の是非およびBarBri開始前の勉強について。