ずっと観たかった映画
Cyndellera ManがようやくDVDでNetflixに入荷され、手元に届いたので早速昨夜みた。
極めて単純なストーリーで評論家には受けないだろうし、マニア受けもしないだろう。感動的なストーリーという以上に何もアピールすることはないのかもしれない。僕は、映画に高度な文化を求めないし、ストーリーは単純でいいと思っている。心に何か前向きなものや暖かいものを残してくれるか、それだけが好き嫌いの基準なので、本当に単純なヒューマンドラマに弱いのだ。
この映画、Long Island時代のMadison Squareがボクシングの会場として何度も出てくる。1929年~の大恐慌を時代背景とした一人のボクサーが家族の生活をかけてカムバックしていき、アメリカに希望を与えていくというストーリー。New Jerseyでの彼らの生活、Central Parkでのデモの様子などが描かれている。実話である。
いかにもアメリカ的なストーリーと人は言うかもしれない。その裏にはアメリカ的な単純さ、わかりやすさを馬鹿にした発想があるように思うのだが、単純だけど感動的な話に素直に感動できる子供じみた部分があってもいいと僕は思う。僕はダイハードを見て大泣きし、隣にいた当時の彼女を困惑させた人間なので、少しばかり「感動回路」が壊れているらしいが・・・。
一つだけ違和感のある点。
家族のために、これほど闘えるだろうか。
というキャッチフレーズは違うだろう。彼は家族のために闘ったのではない。父親としての彼のプライドのために闘ったのだと僕は思いたい。